散歩のついでに・・・

犬も歩けば棒にあたる。デジカメを常に持ち歩き、気ままに撮った写真を中心に思い思いに綴っています。

東海道五十三次 小田原宿-畑宿 其の二

2008-09-15 11:56:57 | 旧東海道
旧道をバス停で言うと奥湯本入口、奥の茶屋、葛原、ホテルはつはな前、須雲川と通り過ぎ、左手上方に箱根バイパス、右手下方に須雲川を見ながら後方から来る車を避けつつ歩道を探して道路の右へ行ったり、左に行ったりしてゆるやかな坂を歩いて行きます。

須雲川IC、初花を過ぎて道路ぎりぎりに参道の階段がある駒形神社です。
取りあえず、神社はその地域の高台にありますので参詣がてら周りの集落を確認する意味で階段を上り境内へ。
須雲川を挟んで反対側にはキャンプ場らしきものがあり、社正面の山の中腹には民家がポツポツと・・・。
再び国道に戻り、数十メートル進むと臨済宗鎮雲禅寺山門脇に流れる霊泉の滝。
近くにいるだけでひんやりとした涼しい空気が流れて来て、熱を持った体には心地好く暫し立ち止まって休憩!
車で箱根というとターンパイクや新道を走り急坂というイメージがありましたが、歩いてみると今のところキツい坂はなく保土ヶ谷の権太坂の方が急でキツいと思います。たあだし、緩やかといっても何キロも続く坂道ですので体力を徐々に奪われているような気はします。
須雲川橋の手前、橋を渡って女転坂を登る手前の左手に見つけた看板。
須雲川自然探勝歩道。
設置された地図を見ると峠を越えるのに馬に乗った女性が転がり落ちるほどだった事から名前が付いた旧道の女転坂は通行不能となっているようです。
それならば、多少回り道に見えますが徒歩行ならではの須雲川自然探勝歩道を歩いた方が良いと思いこちらの道を選択。
女転坂の標柱を撮影して行く事にしました。
歩道ですので安心して(足下には注意して)のんびりと周りの景色を眺めながら歩いて行きました。
500メートルほど林道を歩き、岩の上に架けた簡易木橋を渡り山道の階段を登り国道732号に合流。


畑宿発電所バス停付近に合流してすぐ、右側に須雲川自然探勝歩道の続き(一部旧東海道)の割石坂がありましたので、国道を避けてこちらのルートを選択。
ところどころ江戸時代からの石畳という標識を確認し、木々に覆われた歩道を進んで行きます。

再び国道732号に合流。
200メートルほど歩くと左手に国指定史跡箱根旧街道という標柱が建っていましたので、国道を逸れて旧道へ。
箱根旧街道に入ると始めは下り坂です。
道幅も狭く昼間も木々に日差しが遮られ、夜間は全く歩けない道です。
途中の大澤坂は当時の石畳の道が一番良く残っているそうで、苔むした石畳の上を歩きましたが、雨が降った後は滑って危ないので足下に注意が必要です。
また、何ヶ所か石畳についての解説がありその解説によれば、石畳は小石と石とを突き固めた地面の上に、石と石とを組合わせて並べており、さらに石畳の横に、縦に排水路を持っているそうです。
山側には埋め土をして谷川には排水路と並木を植えて土手を造っています。(下段中央)
また、石畳の排水の工夫としては石畳の上を流れて来た雨水を石畳の外に追い出すために斜めの排水路を設けているそうです。
排水路は上流側に小さな石、下流側に大きな石を斜めに敷き、段差を造り出し水は大きな石の側面に伝わり並木敷土手の外にある沢へ流れ出るようになっているそうです。(下段右)

大澤坂と石畳

箱根旧街道の石畳を抜けると畑宿。
バス停本陣跡を数メートル進んだ先の右手に本陣茗荷屋跡があります。
小規模ですが日本庭園があり、幕末の安政4年11月26日アメリカ初代総領事ハリスが江戸入りの途中ここで休憩、観賞したそうです。
大正元年に全村火災の折り、本陣は焼失。庭園はそのまま姿で残る。
畑宿駒形神社と境内。
末社『照心明神』『菅原神社』『太子堂』

畑宿のはずれ国道の上り坂カーブの始まりを曲がらずに真っすぐ進むと箱根路東海道(箱根旧街道)です。
畑宿一里塚。
江戸から23番目の一里塚。本日3つめで最終目的地。
修復・復元されたものですが、当時の形態を留める数少ない一里塚です。
ここまで間に休憩を取りながらですが全行程5時間半。
シャツを着替え一休み。
歩きました(約14キロ)、撮影しました(298枚)、汗かきました(シャツ2枚)、水分も摂りました(2リットル)
帰りは畑宿バス停から箱根湯本駅へ。
バスに乗ると30分で箱根湯本駅です。
あっという間です。
次回は畑宿一里塚から芦ノ湖、箱根関所まで!


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