両方とも庭木に産み付けられた卵です。
左はミカン科の『ルー』に産み付けられた卵。右は『くちなし』に産み付けられた卵。
見た目や大きさはほとんど変わりませんが、産み付けられた植物によって何が孵化するか判ります。
植物はそれぞれ葉を食べられないように毒を持っているそうで、葉を食べて育つ幼虫はそれぞれの毒に耐えられるようになっているそうです。
ただ、色々な植物の毒に耐えられるようにはなっていないので、虫によって食べられる植物が決まっているから卵が産み付けられた植物をみれば、何の虫かが判る訳です。
ということで左の画像の卵はアゲハチョウの卵、右はオオスカシバガの卵と判ります。
上の画像は孵化した幼虫と食べられた葉っぱですが、幼虫のお尻からはピンっとした棘のような先が黒っぽいものが出ていますが、幼虫に食べられ中心の葉脈だけを残し枯れた葉っぱと良く似ています。
これも擬態のひとつなんでしょうが、駆除しようと思った時にはこの突起を目印に探すと割と見つけやすいので人間を相手にした場合はあまり有効ではないと思います。
では。
根元近くを掘り起こせば、コロコロとした芋虫が出て来ます。
結構、色んな葉っぱを食べる困りもんです。
人ならば酒のつまみにむしった人かと・・・。