みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

探しています

2009-01-07 20:51:11 | ラリー

いつも情報発信だけではなく、たまには情報収集もしてみようかなと思います。

中古の部品を探しているので何か情報があったら教えて下さい。

①エボ4,5,6(CN9A、CP9A)のシートベルトアンカー(シートベルトのメス側です。)

を左右探しています。

他車種のが流用出来るよ!と言うような情報でも結構です。

これ、部品では出ないのでシートアッシーになってしまうんです・・・

Photo

②CA3Aの型の1500のミラージュの車両を探しています。

平成3~7年位のモデルです。

XかRとSというグレードでも1500CCのマニュアルでツインカムのエンジン

なら何でも良いです

CA3Aいう型式です。CA2AのMVVいうものありますができればCA3Aを探しています!

Mi_s062_f001_m002_1_l_s

別に全日本で使うつもりではありませんよ

使おうとしても規定で無理ですからね

情報だけでもあれば教えて下さい

この前、エボ2の助手席のシートレールが無いと

書いたら、それを読んだ友達から「有るよ!」と

連絡を貰えたのでダメ元で書いてみます


冬場の吸気温補正

2009-01-07 20:05:09 | MOTEC・LINK・GEMS・ECU

この前、診断したモーテックですが、違うデータを入れてリカバリーさせた後は

調子よく走れたようです。

その時のログデータを見ているのですが、やはり冬場は吸気温が難しいですね。

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冬は当然外気温が低いですから、空気密度(酸素濃度)が濃くなり

沢山エンジンの中に取り込めます。

それに対して噴射する燃料がそのままなら空燃費(A/F)が薄くなってしまいます。

冬(寒い日)は車が速く感じるのはその為です。

でも、度を過ぎるとA/Fが薄くなりすぎてエンジンが壊れてしまいます。

その為に吸気温補正をかけて、吸気温に併せた燃料を噴く必要があります。

ここで、問題なのが外気温ではなく吸気温という事です。

真っ直ぐ走っていれば外気温が下がれば吸気温もそれに比例して

下がっていきますが、例えばウインターラリーのSSを走っているような

状況だと、ホイールスピン量が多くメーター読みより実際の車速が

低く、車が横になっている時間が長く走行風を効率よくエンジンに

取り込めないので吸気温がビックリするほど上がります。

インタークーラーも雪で塞がれて吸入空気を冷やす事が

出来ない事もあります。

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今までのデータを見る限り夏場よりも吸気温が上がる事も

しばしばあります。

そうすると今度は燃料を薄くしてあげないとA/Fが濃くなってしまい

遅くなってしまいます。

でも、ストレートではまた一気に吸気温が下がったりするので

その大幅な吸気温の変化に対して補正をかけてあげないと

エンジンブローの原因となります。

今回のログデータを見ていても結構吸気温が高いですね。

冬だからと言って吸気温が低いと思うと痛い目に遭いますので

ご注意下さい。


「チームラリスタの栄光」続編 再掲載

2009-01-07 20:04:44 | たまご足オリジナルダンパー

間違えて取り消してしまった記事の再掲載ですので気にしないで下さいね

「チームバチスタの栄光」の続編も公開が決定したようですね。

お待たせしましたが「チームラリスタの栄光」も続編行きますよ

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まずはロールばあさんからの質問に答える形から始めます。

まず、限界走行ではなくて一般走行でラリースタッドレスは

有効かどうかですが、それなりに有効です

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まず、一般のスタッドレスは走る、曲がる、止まるの

バランスを重視して作っています。

最近はその中でも、止まるを特に重視して作っています。

次に走るで、曲がるはあまり重視していません。

止まるもアイス性能を重視しています。

ちなみにBSのREV01はアイス性能を重視しすぎて

新雪やシャーベット状に雪に弱かったので、その部分の

性能を向上させたのがREV02です。

ですので、ムーミン谷の用にアイスバーンの多い地方には

REV01の方が評判が良いです。

それでも少し止まる!が大きい三角形のバランスが一般スタッドレスです。

一方ラリースタッドレスは走る!を極端に重視して作っています。

ですので1カ所だけ尖った三角形になっています。

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一般用はアクセルを抜いた状態でも曲がるのが前提で

作っていますが、

ラリースタッドレスはアクセルを踏んでいなければ曲がりません。

ですので町乗りのスピードでアクセルを抜いたまま

ハンドルを切ってもアンダーになります。

アクセルを踏めば曲がり出しますが、あまりアクセルを

踏むと前の車に追いついてしまうので、多少慣れが必要です。

ブレーキは、町乗りのスピードなら一般用の方が効くと思います。

ですが、制動距離が倍も違うかと言うとそんな事はありません。

せいぜい10%劣る位ではないでしょうか

最近の一般用はABSが付いている事を前提に作っているので

ロックしない前提でブレーキが効くように作っています。

ラリー車にはABSが付いていないと思いますので、

一般用を履く場合にはロックさせないようブレーキングした方が

良いと思います。

ラリースタッドレスは完全にロックさせたらダメですが、

多少はロックさせてもブレーキは効きます。

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一般の人がラリースタッドレスを町乗りで履くのはお奨めしませんが

(中にはこっちの方が効きそうだ!とラリースタッドレスを注文する

一般の人もいますが,やめた方が良いですよ!と説明します)

ラリーストが町乗りでラリースタッドレスを履く分には何も問題

無いと思います。

あとはライフの問題ですが、やはり減りは一般用より早いので

そこだけは割り切る必要があると思います。

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さて、いよいよ本題の限界走行においてですが、

メーカーというのは我々素人が考えるより、ずっと深く

広く物事を考えているので、一般用と競技用の比較テストも

しています。

クローズドコース、雪のダートラ場や特設コース、

氷上コースで限界走行の比較テストを行うと

どうなるか?

当然ラリースタッドレスに軍配が上がります。

勝敗の基準は当然タイムです。

競技用タイヤですからタイムが早い方が勝ちです。

一般用は乗りやすい面も有るのですが、

走る、トラクションが大幅に優るラリースタッドレスの方が

圧倒的にタイムが出ます。

アイスバーンでもそれは変わりません。多少の乗りづらさは

あってもタイムの出る方が競技用としては正解です。

では、両者は何が1番違うのかというと限界を超えた時の

挙動が大きく違います。

一般用は限界を越えてしまったら、もう何も出来ません。

ブレーキも、ハンドルも、アクセルも効きません。

ただ、ひたすら車速が落ちてグリップが回復するのを

待つしか有りません。

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ラリースタッドレスは限界を超えてしまっても、

アクセルを踏んでいればそのうちに方向性が出てきます。

例えば全面アイスバーンの路面で

コーナーリング中にグリップ限界を超えて滑り出して

しまってもステアリングを切ってアクセルを踏み続けて

いれば、そのうちにステアリングの方向に動き出します。

これはスピニングトラクションと言ってホイールスピン

させながらトラクションを出す性能です。

例えばワイヤーブラシが回転しながら路面に当たって

いるのをイメージして貰えれば判りやすいと思います。

ラリースタッドレス特有のボコボコしたパターンは

各サイプのエッジが路面に引っ掻くことによって

スピニングトラクションを出すために有効な為、

あのような顔になっているんです。

もちろん雪の中に入った時の排雪性能の為も有るし

面圧を上げるなど色々な理由があってあのような顔に

なっています。

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一般用で限界走行すると限界を越えてしまった時に

何も出来ないのでアクセルを踏めない、コーナーの

車速を上げられない!

という欠点の他に限界を超えてしまった時に

コントロール不能になりクラッシュの可能性もあります。

ラリースタッドレスならば、アクセルを踏んで方向性が

出るのでアウトの壁に吸い込まれても前に進みながら

当たるのでそれほど衝撃がなくクリア出来る場合でも、

一般用はアウトにそのまま突き刺さってしまうので車が

ベッコリ凹んでしまう場合もあります。

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一般用と競技用1番何が違うかというと、コンパウンドや

パターンではなく、構造が1番違います。

一般用は法定速度内で、急な操作をしない前提での

タイヤ作りをしています。

競技用は、急ブレーキ、急ハンドル、急発進をする

為に作っています

当然ラリースタッドレスですからフラットな路面ばかりではなく

ギャップもある路面を走行するもの前提です。

一般タイヤで競技走行をするとタイヤそのもののダンパー効果

が有りすぎて車が跳ねてしまいます。

乗っていて気が付かなくてもタイヤが跳ねる事によって

接地性が下がりグリップ変化、トラクション不足を招きます。

急な操作にタイヤが負けてヨレてしまって反応がダルに感じたり

コントロールしづらくなったりします。

サーキットを一般用で走るとタイヤがヨレてしまったり

ブロックがちぎれてしまうのと一緒です。

ブレーキに関しては一般用の方が多少効いたとしても

アイスバーンで限界走行していればその差はほとんど感じません!

一般用は制動距離は短いですが、1発目のドカンと踏んだ時の

効きは競技用の方が有ります。

それは構造の差とパターンによるものです。

競技用は減速の為のブレーキングよりも向きを変える為の

姿勢作りの為の荷重移動がしやすいよう作られているからです。

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長くなりましたが、結論としてはラリーやクローズド競技に

出るので有れば絶対にラリースタッドレス!

雪遊びに使うのでも「速く!上手く!」なりたいのなら

ラリースタッドレスが運転技術向上にお奨めです!

あと、例えば東京近郊のラリーストで雪遊びに行くのに

高速や乾燥路の移動区間がほとんどという人で現地で

履き替えるのが面倒くさいという人には一般用を

お奨めします。

ただ、一般用は限界を超えてしまった時には何も出来ない!

と言うのだけは頭に入れて置いて下さい。

ラリースタッドレスを履いていれば避けられたクラッシュも

有るかも知れないです。

信じるか、信じないかは、あ・な・た次第です