朝にラッセルの技術は他に役に立たないと書きましたが、
いきなり役に立ちました。
レスキューの要請があり出動しましたが、こういう時にこそ
ラッセルの技術とエボ2ラッセル号の本領発揮です。
ラッセルの裏には数限りないスタックが有ります
何度もスタックしては掘り出し、這い上がってはまた前に
進んでいきます。
行ける所まで逝ってスタックしてしまい、前にも後ろにも行けなくなって
何時間もかかって車を掘り出す事もしばしばです
この様な2輪脱輪の場合はまず廻りの雪をどかして
ジャッキアップします。
今回の場合はフロントをジャッキアップしてタイヤの下の雪を
どかします。
そしてあらかじめ、持って行った木っ端をタイヤの下に敷き詰めます。
そして、道路とタイヤを並行位にまでなるようにします。
そして、この6㌧の牽引ロープでゆっくり引っ張って
フロントタイヤを道路に戻したらそのまま牽引してリアタイヤ
も道路に上がるまで牽引します。
脱輪している場合は前後に引っ張ってもそのまま
側溝を引きずってしまうので、斜め横方向に牽引して
引き上げます。
雪道での牽引はラリスタ&3つのLSD搭載のラリー車が
最強です
特にランサーの低速トルクは牽引&ラッセルに最適です 。
中でもエボ1~3はアイドリングでも十分な牽引力が出せるので
この様な一般車を慎重にあげる時でも楽勝です
昔、10㌧の大型トラックが雪道でスタックしていて、
ラリー車5~6台直列で繋げて引っ張り出してあげたら
トラックの運ちゃんが唖然として驚いたことも有りました
中でも歴代のラッセル号で最強だったのは
ギャランVR-4ですね!
あの重いボディとWRカー並にストロークの長い足、
そしてATのように操作出来るほどの低速トルクが
相まって素晴らしいラッセル力を発揮しました。
ギャランから、ランサーにラッセル号をチェンジした時は
すぐに雪の上に車が乗って亀の子になってしまい
ショックを受けました。
ギャランは重さとその四角い形状から雪に浮かずに沈むような
感じでラッセル出来ましたからね!
重い雪は無理ですが、ムーミン谷の降った直後の軽い雪では、
重要なのは車高よりも雪を押していく推進力や突進力です。
ギャランVR4のラリー車があればラッセルには苦労しないんだけどな
(但しVR4が2台ないとVR4を引っ張れる車が有りません)
話しが反れましたが、ラッセル技術はレッカー会社やJAFに就職する時に
は役立ちそうな事が判明したので、無駄な技術では無いという事ですね