今年の祇園祭は、49年ぶりに前祭と後祭になりました。
もともと祇園祭は、八坂神社のお祭りなのですが、前祭は神様をお迎えする
そして、後祭は神様をお送りする神事になっています。
なので、山鉾巡行の進行方向が、後祭りは前祭の逆方向になっています。
そして、それぞれの山鉾巡行と同じ日に、お神輿による神幸祭・還幸祭でも、
同じく神事が行われています。
鉾や山がある場所・鉾町は、八坂神社から離れているんですが、
京都の商家が集まっているところ、東京だったら日本橋、大阪だったら本町のようなところで、
その商家さんたちが、鉾や山を支え続けてきました。
京都新聞からの切り抜きですが、前祭は以下のような位置関係そして配置になっています。
今年は、7月14日宵々々山に行ってきました。
友人が、大阪から二人やってきたので、すべての鉾を制覇するということで行ってきました。
今回は、四条通の歩行者天国が15日からなので、人も少なくてゆっくり見られました。
まずは、長刀鉾です。
巡行の先頭を行く鉾で、唯一お稚児さんの乗る鉾としても有名ですね。
今年初の鉾さんだし、ナマ囃子だったので、テンション少し上がりました。
本日のちまきは、売り切れていました。
そして、四条烏丸の交差点で信号待ちをしていると、あれあれこんなことがあるんでしょうか、
お稚児さんと禿の二人がやってきました。
今年のお稚児さんは、個人的にはあまり好きではないんですが、有名なお漬物屋さんのボンでした。
四条烏丸を西に、函谷鉾にいつもだったら、歩行者天国の車道部分から写すんですが・・・・。
なぜか、ここは提灯が写しやすいです。
室町を南に、鶏鉾(にわとりほこ)へ。
時代物なんですが、なぜか暗いイメージなので、あまり好きな鉾ではないんですが。
綾小路を西へ、棒振り踊りで有名な綾傘鉾に。
綾小路にあるから、綾傘鉾っていうんだと思いますが・・・・・。
中の綾の文字が綺麗です。
鉾の一番上に付ける鳥の飾りもの。
そして、鉾の名前が付いているのは、昔は実際このような鉾があったようです。
こちらも、蛤御門の変で焼けてしまったようです。
京の町は、そして鉾町もご多分に漏れず、何度も戦火にあっているのです。
その都度、復興されて装飾も豪華になってきました。
新町を南に、船鉾にやってきました。
「 チマキどうですか~ 」 の呼び声が、とっても可愛かったです。
やっぱり、船鉾かっこいいです。
後ろの部分も、螺鈿で豪華な装飾がしてあります。
鉾なのに山の名称は付いている岩戸山。
屋根の上に、御神体を乗せた山です。
四条まで戻ってきて、月鉾に。
こちらの鉾が、形が一番綺麗といわれています。
こちらは、オリジナル商品も多くあり、団扇をかいました。
そのお蔭で、鉾に上がらせて頂けました。 (ただ鉾の上は、撮影禁止です)
巡行当日乗せる稚児人形も一番綺麗といわれています。
新町を北へ、放下鉾に。
この提灯に、隠れミッキーがあるらしい?
錦を西に、蟷螂山にやってきました。
やっぱり、ビジュアル的にも
この形、好きです。
そして、東に戻って室町へ。
山伏山へ、こちらは建物の2階に飾り付けがしてあります。
ここから北は、去年までは黒主山・鯉山・役行者山など面白い山があったのですが、
後祭になるため何もありません。なので、暗くて寂しい感じがしました。
でも、こちらには茅ノ輪くぐりがありますので、今年2回目ですが、くぐらせていただきました。
室町を南へ、菊水鉾へ。
こちらは、重量が一番重たく、一番新しい・・・・いえ、今年からは2番目ですね。
新しいだけあって、緞帳もとってもモダンなデザインです。
他に、山がいくつかあったのですが、これで前祭の鉾は、すべて制覇しました。
やっぱり、こうして見るとやっぱり鉾はきれいですね。
祇園祭は、提灯の灯りに映った鉾さんにお囃子と、そして人の波があればすべてOKです。
前祭は、これだけですが。
後祭のいいものを、次回アップしようと思います。