授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

観察カードの描かせ方

2008-11-02 20:39:47 | 理科
絵日記風のカードを印刷し、
「ツルレイシを観察して、カードに書きなさい」
と言うだけでは、観察させたとは言えない。

そのままだと、絵は、太陽があったり、人がいたり、ジョーロがあったりする。
観察させたいのは、ツルレイシなのだ。
たとえば、虫眼鏡を与える。たとえば、花を拡大して描く指示を出す。
「げんこつぐらいの大きさで花をかきなさい」とか。

文章も、指導がなければ、
「気持ちよさそうだった」「はやく大きくなってね」など感情をかいてしまう。
大きさ・色・形・におい・手触り・時には味など、観察の観点を持たせないといけない。

今日は、2学期最初の理科 ツルレイシの観察。
 観察カードを配り、ツルレイシの観察。
 葉・花・実・ツルを描くように指示。
 5分でスケッチ・5分でいろ塗り・5分で文章と、目安の時間を与えた。
 観察の間も、子どもたちは、次々と発見したことを報告してくる。それを褒めまくる。
 昨年度から、観察カードの書き方は、鍛えているので、
 25分で、全員が描けた。
 それも、文章の方はしっかり箇条書きで、気づいたこと、
 わかったこと、思ったことが平均10個ぐらいづつ描けていた。

 最後に時間を取り、子どもたちに気づいたことを発表させ、
 気づきを共有させるのだ。

型を学ぶと言うこと

2008-11-02 20:39:06 | Weblog
4年の国語教科書に「話し合いをしよう」なる小単元がある。
こういった教材は、どう授業していいか、昔は迷っていた。
学級活動で、話し合いはしているから、と避けてしまうこともあるだろう。

今回、授業プランを考えてみた。
めあては、当然「話し合いができるようになる」だ。

であれば、まずは教科書をよみ、
「話し合いの仕方」を探し出し、ノートに書く。
それが第一段階。

そして、教科書を参考に、話し合いをさせるが、
これがうまくいかない。

そこで、第一段階の後に、「ロールプレイング」を入れてみた。
教科書に書いてある話し合いを、子どもたちに役割分担させ、
教科書とそっくりそのまま、話し合わせるのだ。
これが第2段階。

ロールプレイングの中で、1カ所だけ、議題からそれる意見がある。
それはどこだったか、子どもたちに探させる。
それに対し、司会はどう対処したか、読み取らせる。
ただ読むだけでなく、ロールプレイングという体験をしたから、
自分たちのこととして、すとんと落ちたのだ。

そこで、第3段階で、シュミレーション。
嘘の話し合いをさせる。
議題は「1/2成人式でやることを話し合おう」
・やりたいことを言ってみよう。
・賛成意見も言ってみよう。
・反対意見も言ってみよう。
・わざと、議題から外れた意見も出してみて、
 司会はそれを修正してみよう。
これが、よかった。
嘘の話し合いなので、活発に意見が出たのだ。
議題は難しかったようだが。

今回は、ロールプレイング、シュミレーションという「型」で
話し合いの仕方を学ばせた。
教科書を読むだけでは身につかない内容を、
体験することで、身につけることができる。

「型」を教えることは、「応用」が効く。
算数の定理も筆算の仕方も「型」だし、理科の実験のしかた・観察カードの書き方も「型」だ。
そういえば、世の中の習い事は、すべからく「型」を学ばせることでもあるなあ。

「型」を学び、それを使いこなす事が「守」
「型」を応用し、別のことに対応していくのが「破」
新たな「型」を作り出していくことが「離」

なんて、かっこいいことを考えてしまいました。


実験にこだわる

2008-11-02 20:38:08 | 理科
金曜の夜、東京の理科教材会社のサイエンスアカデミーに参加した。
土日のサークルとは、別のもの。
講師は同じ、指導要領も執筆しているK先生。

月の動きについて、なんと、実際の実験で行うのだ。
ビデオではない。PCのシュミレーションソフトでもない。
電球と発泡スチロール球で、理科室に宇宙を再現するのだ。

ヘッドアースモデルという。
知りたい方は、ぜひ検索してみてください。

この方法と、K先生自作のテキストで、
月の満ち欠け、月食日食がばっちり実験で確かめられる。

私はこの秋、小学4年生に月の動きを指導するが、
このテキストは、おそらく4年生にも、読んでやれば理解できる。
これ以上、わかりやすいテキストはないと思った。

K先生は、できるだけビデオでなく、実験にこだわりたいという。
そのK先生の紹介のシュミレーションソフトで教えようと思っていたが、
実験を工夫しようと思う。

東京から千葉の家に帰り、急遽、授業プランを作成。
翌日、実験道具を車に乗せ、埼玉県へ。

教育サークルでK先生に模擬授業を見ていただく。
検討の中で、自分の実験の致命的な欠点を指摘される。
そして、代案を示していただく。
まだまだ、たくさんの改善点があるようだ。

私も、できうる限り、子どもたちがすとんと落ちる、
体験できる授業を作り上げていきたい。

なお、私が参加するサークルは、きちんと授業をおこない、
それに対して批判ではなく、代案という形で学びあう。

きれい事のレポートでなく、授業を見せるので、ごまかしはきかない。
そして、コメントする方も、一方的な批判でなく、代案を示す。
だから、授業力・教師力がつくのだ。

接客の本から教育を学ぶ

2008-11-02 20:37:10 | Weblog
「お客様をファンにする接客マスター」(森下裕道著・ソシム)

接客の本であるが、ほとんどが教師・子どもに置き換えることができる。「」は引用です。

「内緒話は注意。お客は「自分の噂をしているんじゃないか」と気分を害す。」子どもはもちろん、教師集団でもやめるべきですね。

「自分のお店の商品やサービスの知識を完璧にしよう。」
自分の授業や事務処理の知識を完璧にしよう。

「立っているときの姿勢は、手を前で押さえる。」
こういった事を、教師は学ばないといけない。

「人は理由を教えないと動かない。」
「人にものを教えると、自分自身も成長できる。」
そのとおり。

「どんなことよりも、お客様を優先しよう。」
どんなことよりも、子どもを優先しよう。

「おまけは、最初からつけるのでなく、思いがけないプレゼントにしよう」

「好感を持ったら、相手に伝えよう」

「どんな体験ができるか、どんな喜ばしいことができるのか、お客様に伝えよう」
「お客さんを喜ばせること、それは働くあなたの義務なのです。」
子どもに置き換えて。

「自分の強み、弱みは何かしっかり見つめよう。」
教師は特に必要です。子どももです。
自分の強みを磨き、この分野では誰にも負けないようになりたいです。


「活きた知識を吸収しよう。いろいろなところにいき、体験・体感しよう」
これも、教師も必要。学び続けないといけない。

ちなみに、先日この著者とお会いしました。
愛称は「炎の接客マスター」。
パワフルな方です。
サインをいただき、パワーもいただいてきました。

自分にふさわしい部屋にする

2008-11-02 20:36:05 | Weblog
今日は、久々に部屋の掃除。
先日、聞いた話に、納得したため。

「人は、周辺視野で見たものの影響を受ける。」

「自分の部屋が散らかっていれば、部屋を見続けることで、散らかっていてもいい性格になる。」

「こうなりたいという目標があれば、こうなりたいという部屋にすると、なれる。」

だいたいこんな話。
なるほど。

人は見たものに影響されていく。
だから、自分の部屋の風景が、自分を形作っていく。

テレビで、知的な人は、本棚をバックに撮影されている。
大学教授の方々もそうだったなあ。

私にふさわしい部屋。そういった視点で、掃除をしていこう。

今日は、とりあえず床においていたものを片付けました。

9/26ナリカサイエンスアカデミー

2008-11-02 20:34:51 | 理科
仕事が終わって、車で御徒町へ。
またまたナリカサイエンスアカデミーに参加。

サイエンスアカデミーとは、理科初心者教師に、理科指導のノウハウを伝える講座。
それも、「理科は感動だ」がモットーの小森栄治先生が講師!
あの、小森先生(知る人ぞ知る)から、1時間半も教えていただける!
めちゃくちゃ、楽しい!

今回は、顕微鏡の使い方。

顕微鏡の仕組みを、簡単な実験でわかりやすく教えていただいた。

え、こんなものを見るの!
「も○○○」と「ち○○」
しかし、それを見ることで、顕微鏡の見え方、あわせ方、スケールなどがわかってしまう。

私のような、理科大好き教師も学べるが、
ぜひ理科初心者教師に参加してもらいたいなあ。

宣伝しているわけではないですが、
興味のある方は、ナリカ(中村理科工業)で検索してみてください。

土日教師病を克服しよう

2008-11-02 20:34:08 | Weblog
土日になると、疲れがどっと出て、熱や体の節々が痛くなり、
ついつい寝過ごし、一日テレビを見ながらだらだら過ごしてしまう。
これを、私は「教師病」と名付けた。

20代の頃の私は、ずっとこの教師病だった。
私生活でもやらなければいけないことがたくさんあるのに、
いざ時間がとれる休みになると、やらなくなってしまう。

実は今日、久々の教師病が出た。
朝10時に起き、テレビを見て、
昼はラーメンを食いに行き、
4時にコンビニで、カップ焼きそばとポテチを買い込み、
カウチポテト。

本当は、依頼のあった原稿を書いたり、来週の準備をしたりとやることは山ほどあるのだ。

友人のしば氏は、今日、県外の研修会に行き、授業技量検定を受けてきた。
すごいと思う。

教師病克服のヒントは、ずばりここにある。

土日に、何らかの予定を入れておくのだ。
できれば、仕事に直結する研修会に申し込むのがいいが、
映画や博物館、友人との食事、病院など、何でもいいと思う。
そうすれば、少なくとも寝過ごさずに済む。

休日ぐらい、休みたいと思うが、だらだらカウチポテトしていたら、
テレビの見過ぎと、動かないことでで、脳に血流が巡らずに頭が痛くなる。
今日はそうだった。

世界一受けたい授業と、ガリレオを見たあと、
やっと思い腰を上げ、パソコンに向かう。
原稿を何とか書く。
そして、読書も速読で12冊。
風呂で、1冊読了。

頭の痛いのが少し治り、
やる気も出てきた。
しかし、もう夜中の2時。
寝なければ、明日も悪循環。

これで寝ることにする。
明日は、原稿を完成させるぞ!

自宅にてミニ教育サークル

2008-11-02 20:33:16 | Weblog
私の自宅にて、臨時教育サークルを開く。

授業技量検定を受けるS先生のために
指導案検討と模擬授業。

国語の研究をしているK先生からは、
詳しい代案が出される。

私も、代案を出したり、本棚から資料を探したりと手伝う。

S先生は、模擬授業しては、私とK先生にコメントされ、
それを修正してまた模擬授業。
今晩だけで模擬授業3回も行った。

来る前とは見違えるほど、いい授業になった。

2時間半。たった一つの教材を研究する。
深い学びの時間だった。

子どもたちの変化

2008-11-02 20:32:23 | Weblog
子どもたちが、少し変わってきている。

以前より、子どもたちから相談を受ける数が増えた。

以前より、授業中、活発になった。
(発問、指示したことについて、子ども同士であーだコーダ話し合っている。)

以前より、授業中、私のおまけ話が増えた。
(そういうときほど、子どもは食らいついてくる。)

以前より、休み時間に子どもが周りにくるようになった。
(うう、事務処理できない・・・嬉しい悲鳴)

以前より、子どもが「ああしたい」「こうしたい」と言ってくるようになった。
(たとえば、社会でインターネットで調べたい、理科で実験をしたい、道徳をパソコンでやってほしい、難問したい、チャレランしたい、五色百人一首したい、読み聞かせしてほしいなど)

こんな状態だが、手応えは以前よりいい。
以前は、クラス全体が、まじめすぎた感じがする。
今の方が、ざっくばらんな感じがする。

子どもたちとの関係が、1段上のステージに上った感じがする。

教育での自己投資

2008-11-02 20:31:45 | Weblog
教師の腕を上げたければ、自腹を切って教育セミナーに参加するといい。
よく、「法外な値段だ!」と言う方がいる。
それは、県や市の教育委員会が、予算を使って無料の研修を行っているから、錯覚しているのだ。
一般の講座・セミナーは、5万円、10万円は当たり前。
それに比べたら、教育講座は安すぎるほどだ。

さて、本日参加した、
横浜のレベルアップセミナーはすごかった。
オール理科の講座。講師は、理科室日本一、指導要領執筆のK先生。

会場には、机の上に溢れるほどのモノが置かれていた。
そして、そのものを使った授業の数々が披露された。

モノネタだけでなく、それを効率よく使った授業。
モノと、パソコン、プロジェクターを組み合わせ、
子どもたちの知的興奮を呼び起こす組み立てを工夫されている。

図鑑を使った楽しい授業から、最先端の理科技術をわかりやすく教える授業まで。

講師のK先生の授業もまた、モノに溢れていた。
100円ショップのものを使った、星座版作り。
幼稚園児たちも興奮した、種子散布の授業。
折り紙や紙で、楽しい種の模型を作り、それに
すばらしい語りが入ることで、単なる楽しい物作りを超えて、
知的な授業へと昇華させている。

学びに行く事で、参加費以上の知識、技能、そして人脈を持ち帰ることができる。
そして、明日からの授業が変わる。
それが、教育での自己投資である。