授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

掃除をやらない子にどう指導するか

2020-05-14 11:22:18 | Weblog
以前、掃除をやらない子がいるがどう思どうしたら良いかと言う質問を若い先生からいただいたことがある。
詳しく話を聞くと、ほうきを持っても、いい加減に入ったり、振り回したりしているだけ。雑巾がけも、端まで吹かないし、斜めに吹いたりして隅から隅まで吹かないのだと言う。

僕は、その若い先生に、先生が担任になってから掃除の仕方を教えましたか?と聞いてみた。
すると教えてないと言う。
もう高学年だから今までやってきているし、自分で考えてやらなければいけないと言う返事が返ってきた。

そこで僕は次のように答えた。

もしかしたらその子たちは、掃除の仕方がわからないのかもしれない。
もちろん1年生の時に教わっているのだろうけれども、長い間いい加減にやってきたから掃除の仕方そのものを知らないのかもしれない。
小学校6年生になっても箒の使い方、雑巾の使い方を知らない子もいる。
いちど正しい箒の使い方、正しい雑巾がけの仕方をやらせてみると良い。
それができなければ、やはり教師が、いちど正しい箒の使い方、正しい雑巾がけの仕方を見せてやり、そして教師の見ている前で正しいやり方で掃除させ、そしてそれを褒めてやらなければ身に付かないと思う。
山本五十六の、言ってみて、やってみせ、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ、である。

もしくは、掃除は面倒だ、やらなくてもよいと誤学習しているのかもしれない。
まず、学活や道徳で、掃除はなぜするか、掃除の意義を話し合わせ、共通理解する。みんなで使ったところはみんなで綺麗にする、キレイになると気持ちいい事を教えてもいい。

そして、教師が一緒にやるのだ。教師が率先して掃除をして、手本を見せる。
その際は、子どもにやりなさいと言ったり、やらない子を叱るのはNG。

まず少しでもやれたら褒める。
それから、半分できたら褒める。
8割がた出来たら褒める。
最後は、先生がいなくてもできたら褒める。
このように、変えていく。

場所が変わると、やらないのであれば、
週替わりでなく、一月やひと学期専属として任せる。
任命し、評価する。
褒めて褒めて褒めまくり、やるのが当たり前と習慣づける。
キレイなことを感謝する。

反抗挑戦性が出ている子は、その子がやりたい場所、やりたい事をやらせ、マンツーマンで一緒にやり、褒めまくる。少しでもやれればOKとする。

このように、なぜやらないのか、原因を考え、そこからやり直し、褒めてやる気を出させ、繰り返して習慣化すれば掃除をやるようになる。
掃除以外も、この方法で対処できる。

実は、僕も昔、同じ質問を教育サークルの大先輩にした事がある。

答えは、

本来、子どもは掃除をやりたがらないもの。
厳しく叱ってもやらないよ。
一緒に掃除して、8割がたキレイになればいい。

その通りだと思う。