授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル基本のキ其の五、言うだけでなく板書する。

2020-05-16 12:36:00 | 授業のスキル

其の四で、指示は1つだけと言いました。

「でも、一つだけの指示でもできない子がいる」

「でも、いくつもの指示をしないといけない場合もある」

そんな反論もあるでしょう。


「でも、一つだけの指示でもできない子がいる」

そうです、いるんです。

その子は、聴く力(聴覚)が弱く、見る力(視覚)が優れているのかもしれません。


人は、聴覚優位の人と視覚優位の人がいます。


聴覚優位は耳から聞いて覚えますが、視覚優位は目で見ないと覚えません。


ほとんどの人は、どちらかが優位ですが、その差が激しい子もいます。


先生の指示を全く聞かない子は、聴覚が弱く、視覚が優れているのかもしれません。


だから、視覚にも訴えられるように、大事な指示は、言った後に板書しておきます。


聞き忘れた子も黒板を見れば分かります。



「でも、いくつもの指示をしないといけない場合もある」

その通りです。


その場合は、指示しながら、板書しておくのです。


箇条書きで、番号をつけて、黒板に書いておけば、ワーキングメモリーが少ない子も、黒板を見ればやる事とその順序が分かります。


稀に、黒板を使わずに話だけで授業を進める教師がいます。そのクラスでは、ワーキングメモリーの少ない子や、視覚優位の子たちが落ちこぼれていきます。


言うだけでなく、板書することで、それらの子たちを救うことができるのです。