授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル基本のキ其の七。授業の時間をいくつかの要素に分ける。

2020-05-21 17:02:27 | 授業のスキル
とある中学校の授業風景。国語。
古文についてただひたすら教師がしゃべっていました。
その間、約30分間、子供たちは聞いていたり、机に突っ伏していたり、ノートにいたずら書きをしてました。残り20分になって、「では今日のことをノートに書きなさい」とその先生は言って、ひたすら板書を始めました。
子供たちは、その黒板をひたすらノートに写したり、やらない子は机に潰したまま全くやらなかったり。そして50分の授業が終わりました。

30分話を聞き、20分板書をノートに写すだけ。

こんな授業、楽しいですか?
集中できると思いますか?
僕はなんてつまらない授業だろうと思いましたし、子供たちがよく耐えているなと思いました。

実はこの子たちは、僕が小学校の時に教えた子たちです。
手塩にかけて育てたその子たちに対して、こんなつまらない授業をする先生に怒りも覚えたし、こんな授業を受けなければいけない子供たちがとてもかわいそうでした。

小学校の授業でも、45分教師が喋り続けたら子どもたちは飽きます。
集中力は、ある子でも15分くらい。
ない子で5分もてばいい方。

だから、子どもたちを飽きさせないように、45分をいくつかのに要素(エレメント)に分けましょう。

国語なら、45分を説明、音読、話し合い、ノートに書く、漢字学習などに分けましょう。それぞれ5〜10分ずつ行えば、子どもは飽きません。

算数なら、フラッシュカードや百玉そろばん、教科書の例題、教科書の練習問題、計算スキルなど。

理科の実験なら、学習問題を立てる、予想する、実験道具の準備、実験、結果を書く、結果を話し合う。まとめをするなど。

社会の授業なら、地図記号や県などのフラッシュカード、地図帳で地名探し、教科書を読む、社会や資料から気づいたことわかったこと思ったことを箇条書きする、それを板書させたり発表させたりする。共通点や違いを話し合う、まとめをするなど。

音楽なんて、一曲だけを1時間かけて教えるなんて、飽きますよ。何曲も歌ったり、歌詞を音読したり、情景を話し合ったり、リズム打ちしたり、リコーダー吹いたり。

体育だって、図工だって、5分から15分の要素を組み合わせることができます。

45分や50分の授業時間を、いくつもの要素に分けて教えるだけで、子どもたちは、飽きずに集中しますよ。