授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

算数指導は教科書通りが分かりやすい(例題指導編)

2018-07-05 20:41:13 | 算数
算数の授業教科書通りに行ったら、子供たちにわかりやすく伝えることができます。

僕は少人数指導や特別支援学級で教科書通りに授業していました。

子供たちから、「できた」「わかった」「先生の授業わかりやすい」「算数ができるようになった」などの声をいつも貰っていました。

算数の教科書で指導するには、算数の教科書の構造をまずは理解しないといけません。

算数の教科書は、大抵最初に例題と呼ばれる解き方の書いてある問題があります。
そして、練習問題があります。

今日は、授業前半の例題の教え方を紹介します。

まずは例題の問題文を教師が範読します。その後子供に問題文を国語の音読の時のように全員で声を揃えて読ませます。読ませることで、問題を意識させます。

それから定番の発問があります。

はじめに、「これはどんなお話ですか」と聞きます。この発問でどのような場面で使う算数なのかを子供にわからせることができます。

例えば「お菓子屋さんでお菓子を買うお話です」とか、「遊園地で乗り物に乗ったお話です」などと言う答えが返ってきます。

次に「わかっている事はなんですか」と問います。例えば「はじめ200円持っていた」「50円のガムを買った」などとなります。
これは問題文の中に数字の入っている部分を抜き出して答えさせます。

そして「聞いている事はなんですか」と問います。これは答えが何を求めているかということを確認させるためです。

例えば「合わせて何個ですか」「おつりは何円ですか」となります。

この問題でわかりやすいのは、大抵「何」という言葉がついていることです。
何円ですか、何メートルですか、何人ですかと言うようになっているます。
この「何」と言う文字に目をつけさせるとどの子でも見つけることができます。

さらに「何」の後についている、「個」「円」「メートル」とかが答えの単位になることも教えます。

最後に「これは何算ですか」と問います。足し算なのか引き算なのか掛け算なのか割り算なのか、それを文章の中からわかる言葉を探し出して判定します。

例えば「合わせて何個」だったら足し算、「違いは何人」「おつりは何円」だと引き算です。

「何円の何個分」などとわかっていることの単位が違う場合はかけ算か割り算になります。いくつ分とかを答えたり、何倍ですかといった場合はかけ算です

「1つ分はいくらですか」とか「何個ずつに分けるか」などという問題は割り算です。あまりを聞いてくる問題も割り算です。

ただし高学年になってくると、問題がひねってあって、逆思考が入ってきた場合は足し算が引き算、掛け算が割り算になってくる場合もあるあり、それはその都度、教えていきます。

これで立式できます。

次に、問題の下に書いてある解き方を説明します。解き方も、基本は読み方を音読してあります。

そして、考え方、答え方、線分図、言葉の説明、初めて出てきた定義などは、教科書通りに黒板に書いて、それをノートに写させます。これを基本型と言います。

この部分で、基本型を教科書と違う式や図、答えのかき方をしてしまうと、混乱してしまう児童がいます。

特に、答えをアルファベットのA.と書く先生がいます。Aはアンサーと言う意味で書くのでしょうが、これは中学校の先生から怒られたことがあります。中学では答えがABCで書く場合があり、混乱するのだそうです。

基本型をノートに写すところまでが、例題指導です。

練習問題は、この基本型をもとに解かせていきますが、それはまた別の機会に。


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