授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

土日教師病を克服しよう

2008-11-02 20:34:08 | Weblog
土日になると、疲れがどっと出て、熱や体の節々が痛くなり、
ついつい寝過ごし、一日テレビを見ながらだらだら過ごしてしまう。
これを、私は「教師病」と名付けた。

20代の頃の私は、ずっとこの教師病だった。
私生活でもやらなければいけないことがたくさんあるのに、
いざ時間がとれる休みになると、やらなくなってしまう。

実は今日、久々の教師病が出た。
朝10時に起き、テレビを見て、
昼はラーメンを食いに行き、
4時にコンビニで、カップ焼きそばとポテチを買い込み、
カウチポテト。

本当は、依頼のあった原稿を書いたり、来週の準備をしたりとやることは山ほどあるのだ。

友人のしば氏は、今日、県外の研修会に行き、授業技量検定を受けてきた。
すごいと思う。

教師病克服のヒントは、ずばりここにある。

土日に、何らかの予定を入れておくのだ。
できれば、仕事に直結する研修会に申し込むのがいいが、
映画や博物館、友人との食事、病院など、何でもいいと思う。
そうすれば、少なくとも寝過ごさずに済む。

休日ぐらい、休みたいと思うが、だらだらカウチポテトしていたら、
テレビの見過ぎと、動かないことでで、脳に血流が巡らずに頭が痛くなる。
今日はそうだった。

世界一受けたい授業と、ガリレオを見たあと、
やっと思い腰を上げ、パソコンに向かう。
原稿を何とか書く。
そして、読書も速読で12冊。
風呂で、1冊読了。

頭の痛いのが少し治り、
やる気も出てきた。
しかし、もう夜中の2時。
寝なければ、明日も悪循環。

これで寝ることにする。
明日は、原稿を完成させるぞ!

自宅にてミニ教育サークル

2008-11-02 20:33:16 | Weblog
私の自宅にて、臨時教育サークルを開く。

授業技量検定を受けるS先生のために
指導案検討と模擬授業。

国語の研究をしているK先生からは、
詳しい代案が出される。

私も、代案を出したり、本棚から資料を探したりと手伝う。

S先生は、模擬授業しては、私とK先生にコメントされ、
それを修正してまた模擬授業。
今晩だけで模擬授業3回も行った。

来る前とは見違えるほど、いい授業になった。

2時間半。たった一つの教材を研究する。
深い学びの時間だった。

子どもたちの変化

2008-11-02 20:32:23 | Weblog
子どもたちが、少し変わってきている。

以前より、子どもたちから相談を受ける数が増えた。

以前より、授業中、活発になった。
(発問、指示したことについて、子ども同士であーだコーダ話し合っている。)

以前より、授業中、私のおまけ話が増えた。
(そういうときほど、子どもは食らいついてくる。)

以前より、休み時間に子どもが周りにくるようになった。
(うう、事務処理できない・・・嬉しい悲鳴)

以前より、子どもが「ああしたい」「こうしたい」と言ってくるようになった。
(たとえば、社会でインターネットで調べたい、理科で実験をしたい、道徳をパソコンでやってほしい、難問したい、チャレランしたい、五色百人一首したい、読み聞かせしてほしいなど)

こんな状態だが、手応えは以前よりいい。
以前は、クラス全体が、まじめすぎた感じがする。
今の方が、ざっくばらんな感じがする。

子どもたちとの関係が、1段上のステージに上った感じがする。

教育での自己投資

2008-11-02 20:31:45 | Weblog
教師の腕を上げたければ、自腹を切って教育セミナーに参加するといい。
よく、「法外な値段だ!」と言う方がいる。
それは、県や市の教育委員会が、予算を使って無料の研修を行っているから、錯覚しているのだ。
一般の講座・セミナーは、5万円、10万円は当たり前。
それに比べたら、教育講座は安すぎるほどだ。

さて、本日参加した、
横浜のレベルアップセミナーはすごかった。
オール理科の講座。講師は、理科室日本一、指導要領執筆のK先生。

会場には、机の上に溢れるほどのモノが置かれていた。
そして、そのものを使った授業の数々が披露された。

モノネタだけでなく、それを効率よく使った授業。
モノと、パソコン、プロジェクターを組み合わせ、
子どもたちの知的興奮を呼び起こす組み立てを工夫されている。

図鑑を使った楽しい授業から、最先端の理科技術をわかりやすく教える授業まで。

講師のK先生の授業もまた、モノに溢れていた。
100円ショップのものを使った、星座版作り。
幼稚園児たちも興奮した、種子散布の授業。
折り紙や紙で、楽しい種の模型を作り、それに
すばらしい語りが入ることで、単なる楽しい物作りを超えて、
知的な授業へと昇華させている。

学びに行く事で、参加費以上の知識、技能、そして人脈を持ち帰ることができる。
そして、明日からの授業が変わる。
それが、教育での自己投資である。


算数は教科書通りに教えよう

2008-11-02 20:31:06 | 算数
よく、算数の時間に「教科書をしまいなさい」と言うことを聞きます。
私も、10年前までは、先輩方の意見を聞いて、そうしていました。

そうすると、授業は、一部の塾で教わったり、頭のいい子ばかりが発表し、できない子は机に突っ伏してやらなくなります。
何でできないんだ!きつく言ったり、残ってやらせたりもしました。
1時間に1問しかやらずに、残った問題やドリルは宿題にしていました。

しかし、今ではこの指導の仕方をしていません。
教科書を使って、算数の苦手な子たちにもわかるように、
教えています。

まず、教科書の例題を、子どもたちと問答しながら、解いていき、
解き方をノートに写させます。
そして、練習問題を同じ方法で解かせます。
はやくできた子に板書させ、答え合わせをします。
できない子は、写させます。写すうちに、やり方がわかっていくからです。
授業の最後には、ドリルの問題を解く時間も取ることができます。

この指導法に切り替えてから、子どもたちから
「今日の算数はおもしろかった!」
「先生、俺、算数得意になってきた!」
などの声が聞かれるようになってきました。
1時間にたくさんの問題を解くことができるので、
子どもたちも、知的興奮が得られるのだと思います。

さて、

いまだに、教科書をしまわせる教師が多いです。
そして、教科書通りに教えられない教師が多いのです。

教科書は、教科書会社や、現役、退職された先生方など、たくさんの方が練りに練って作っているのです。
文科省で、きちんと検定をして、パスをしたモノです。
指導要領にも載っています。
学校教育法だと思いますが、法律にも定められています。

教科書を使うなという教師は、法律違反ですので、公務員失格です。
しかし、いまだに教科書通りに進めるのはよくないという方は、
いったい何を教えているのでしょうか。

たったひとりの教師の力量が、たくさんの専門家である執筆者、
教材のプロである編集者、そして文科省の方々を超えると思っているのですかね。

算数の教科書を使うなと言うのは、算数の問題解決学習を行う教師に多いのですが、
問題解決学習そのものが、元々アメリカで大学生向けに開発された指導法です。
様々な知識を脳に蓄積している大学生だからこそ、
内部情報を引き出して解いていく問題解決学習が適しているのだと思います。
それをほとんど内部情報のない小学校の子どもたちにやらせることこそ、ナンセンスだと思います。

子どもたちに、何も情報がないまま、初めての問題をやらせて、
できるのは、塾で習った子や、頭のいい子だけです。
できない子は、机に突っ伏して、ひどい子になると、文句を言ったり、暴れる子もいます。
私にも経験があります。

教科書があっても、できない子はいます。
でも、教科書に書かれている手がかりを教師の指導で与えれば、
できる子もいるのです。

1学期、30点しかとれなかった子が、教科書通りに進めることで、2学期の終わりには、80点を取って、大喜びをしたという経験もあります。

まずは、教科書通りに基礎基本を教えられるようになってから、
そのほかの方法を行うのではないのかなあと思います。

算数の新しい流れ

2008-11-02 20:30:20 | 算数
指導主事が言いました。

・一部の子が発表するだけではいけない。
・全員にやらせないといけない。
・基礎基本の定着は必要だ。
・算数的活動とは、操作活動と違い、全員がやって、できるようになることだ。

流れは変わってきています。
学ばない教師が、一番時代遅れになるのだとお思います。

五色百人一首&科学実験教室

2008-11-02 20:29:47 | Weblog
先日は五色百人一首教室&科学実験教室を実施しました。

月に1回公民館で実施していますが、
今までで一番の参加者でした。
私のクラスからも参加者があり、とても嬉しく思いました。

五色百人一首はほとんどの子どもがやっているようで、
白熱した戦いになりました。
レベルが高いので、トーナメント戦では、負けて悔しがる子もいました。

科学実験は、浮沈し作り。
浮沈し作りは、まず4年生の「空気と水」の発展教材として、
「空気はおしちぢめられる」「水はおしちぢめられない」
ことから、原理を考えさせました。
ちょうど4年生が一番多く参加していたので、
活発に意見が出ました。

そしていよいよ浮沈子作り。
みんなバランスよく作れました。
結構すぐにできてしまうのですが、
色を塗って、オリジナルの浮沈子を作らせることで、
どの子も熱中しました。

次回予定です。
11月16日(日) 9:30〜11:30 君津市八重原公民館
11月16日(日)14:00〜16:00 木更津市中央公民館
興味、参加希望の方は、書き込みをくださいね。

校外学習で指導すること

2008-11-02 20:28:20 | Weblog
先日、校外学習でした。

教師にとっては、当たり前のことかもしれませんが、
教師以外の方も見ているので、
校外学習で、どんな指導をしているのか、
ちょっと紹介します。

1.名札をつける。
名札は、あなたの身分証明書です。
必ずつけます。
校外に出れば、「○山×夫」ではなく、「○○小の子」と見られます。
いい行動をすれば、「○○小はすばらしい」と言われます。
悪い行動をすれば、「○○小はだめだ」と言われて、
「もう来ないでください」と言われるかもしれません。
来年の後輩たちのためにも、ダメだと言われる行動はしないようにしましょう。

2.教師は列の最後に並ぶ。
よく教師は、一番前に立って、クラスの子を先導していくことが多いですが、そうすると、列の後ろの子どもたちが、ふざけて歩きます。
だから、後ろから行く方が、全員が見えていいのです。
バスの席も同じ。後ろに座るのが、ベストです。子どもたちの様子が、一目瞭然です。
引率が二人いれば、前と後ろにつきます。

3.バスの中から、冷やかす子。
よく、バスの中から、他のバスの子たちや、通行人にひどい言葉を投げかける子がいます。
教室とは違う環境で、普段の言葉が出るのでしょう。
すぐにその子のところに行き、
「聞こえなければ、何を言ってもいいと言うことではない。
 言っていいことと悪いことがある。
 自分が言われたら、どんな気持ちになるか。
 周りの人が、聞いていてどんな気持ちになるのか。」
厳しく、注意します。

4.バスに乗ったら。
すぐにエチケット袋を出し、座席の前のネットに入れさせます。
吐きそうになったら、すぐとれるように。
また、教師がアメや梅干しを隠し持っておきます。
気持ち悪くなった子になめさせると、おさまる場合もあります。
それから、バスに乗って最初の10分は、子どもたちに動かないように指示します。
バスの揺れに慣れないときに、気持ち悪くなるのだそうです。
そういえば、帰りのバスに酔う子はいません。
どれも、バスガイドさんから教わった裏技です。

5.バスレクも指導の場。
もちろん前もって、事前指導しておきますが、
バスレク中も、指導の場です。
基本は、バスレク係にそっと言います。
「一度出した指示は、変えない。混乱する。」
「クイズは、簡単なものを次から次に出す。」
「わからない子に、ずっと考えさせずに、次の子に行く。場がしらける。」
「クイズはマイクで二度言う。答えもマイクで言う。一度で聞き取れない子がいる。」
などなど。

6.並び順は、前もって、
バスの乗る順で練習しておく。
それも、回れ右して、後ろの子から乗るように。
で、バスから降りるときは、前から降りる。
バスの乗り降りがスムーズに行く。

7.見学場所に、池などがある場合、
必ず着替えを持たせておく。
何人かの子は、必ずぬれる。

もっといっぱいありますが、とりあえず、ここまで。

もちろん、校外学習は、楽しく行ってきました。

教育サークルTOSS狸ばやしでの学び

2008-11-02 20:27:32 | Weblog
1 算数指導案検討
校内研修と違うところは、仲間だからざっくばらんに遠慮なく意見を出し合えるところ。
特に、具体的な指導場面での方法を話し合えるのがいい。
たくさんのアドバイス、代案をいただいた。

2 図工の作品の紹介
我が地区はこの時期、造形展がある。
デジカメで撮った図工作品を見せ合い、そこから学びあう。
作品を持ってくるのは、たいへんだが、
デジカメで撮った写真をパソコンでスライドショーにすれば、
それを見ながら、指導法を紹介できる。
やはり記録を取っておくと、何かと使える。

3 算数T2指導報告
 講師の先生のT2の指導でうまくいったことの報告がある。
 手いたずらをして遊んでしまう子へ、どういう指導をしたら
 やるかと言うこと。
 「赤鉛筆で薄く書き、なぞらせる」「ほめまくる」
 これが有効だったとのこと。

4 算数の授業の問題文の読み方
 どういえば、子どもたちに理解できる読み方をするか。
 いきなり子どもに読ませるのでなく、まずは教師が読んでやる。
 抑揚をつける。数値で声のトーンをあげる。
 子どもの呼吸のリズムで。
 読むのではなく、読み聞かせる気持ちで。
 挿絵から、どんな内容なのかをつかませる。
 若い先生が挑戦し、15分の検討でたいへん上手く読めるようになった。

 タダで、教師の腕が上がる。教育サークルはいい。

静かにしてくださいは有効か

2008-11-02 20:26:44 | Weblog
私のクラスでも、子どもたちが
「静かにしてください」という。
しかし、なかなか静かにならない。

どうも、子どもたちは、
「静かにしてください」
だと、
自分は小さな声で話しているから、静かだ。
と、瞬間的に、または潜在意識で判断しているのではないか。
だから、おしゃべりはやめない。

それがクラス全員、学校全員であると、
大きなざわめきとなり、話し手の声が聞こえない。

子どもでも、教師でも、どんなに強く
「静かにしてください」
と言っても、やめない。

しかし、
「おしゃべりを、やめます。」
「お話を、やめます。」
「口にチャックをします。」
などというと、やめる。
これは、静かであればしゃべってもいいという内容ではないので、
子どもも瞬間的に、または潜在意識でやめる判断をするのではないか。

また、
「お話を、します。」
といっても、有効だ。
これは、子どもたちの脳に、
教師の話は聞かなければいけないという回路が
できているからではないかと思う。

我が校でも、ベテランの先生は、このような言い方をする。
やはり、経験則から、身についてきたのだと思う。

以前、児童会担当だったときに、児童会の子が
「静かにしてください」と怒鳴っていても、
子どもたちはおしゃべりをやめないので、
普通に「おしゃべりをやめます」と言わせたところ、
子どもたちは静かになったことがある。

言い方一つで、子どもたちは変化する。