授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

向寒、耐寒、寒中マラソン不要論

2019-12-02 01:37:04 | 体育
この時期小学校や中学校では耐寒マラソンや向寒マラソンがたくさんの学校で行われていると思います。

しかし、これらは様々な問題を抱えています。

まず、マラソンは42.195キロメートルを走る競技です。小学校や中学校で行う5キロ程度の短い距離はマラソンとは言いません。それは持久走やロードレースです。
教師が間違いを教えるのは、問題があると思います。

学校の教育活動なのに、承諾書を取るのです。それも保護者に捺印させて。これは何かあった時、保護者が許可したと言う保証のためです。教育活動なら、承諾書を取る必要はないと思います。逆に承諾しない保護者や児童がいたらどうするのでしょう。

そして、毎日のマラソンカードの確認。捺印がなければ、電話して確認します。これらは教師の時間を奪います。

保護者も毎日、我が子の健康観察をして判子を押します。細かい学校は、体温を記入させます。今は保護者も仕事をしている時代。そんな時間は取れません。いいかげんに記入している保護者もいるのではないでしょうか。

さらに、マラソンを休む子が多数います。具合が悪い子は仕方ないですが、毎日休む子もいます。保護者が嫌がる子のためにマラソンカードにバツをつけたり、子どもにカードを書かせたりするのです。

現在では、順位よりも皆勤賞が大事といわれます。本当に具合が悪くたった1日休んだ事と、サボった子が同等になってしまいます。

マラソンのため、業間休みや昼休みカットになります。休み時間がなくなった子どもたちは荒れます。

マラソンでの毎日の日程変更は、特別支援の子どもの多くは対応できずに荒れます。

大会の準備、その他の対応に膨大な時間がかかります。前日は職員総出で何時間も残業します。

校外がコースの場合、さらに対応が大変になります。警察への道路の使用許可を取ります。道路の交差点ごとに教師が立ちます。その教師は、教え子のスタート、ゴールが見られません。

もっと言えば、本来、学習指導要領にマラソンは位置づけられていません。やらなくていいものを、学校行事として毎年開催するのです。

このように、学校でのマラソンは、実は問題だらけなのです。

では、どうするか。

体力をつけるなら、持久走をすればいいんです。

学習指導要領解説の体育編では、次のように書かれています。
低学年「無理のない速さでのかけ足を2〜3分程度続けること」
中学年では、3〜4分となります。
高学年「無理のない速さで5〜6分の持久走をする」

つまり、授業の中で十分行える内容なのです。

例えば、持久走強化月間として、体育の授業で、3分間走、5分間走をすればいいんです。

大会は、学年ごとに、学年体育でやればよいのです。

これだけで、かなりの仕事削減、働き方改革になり、日課変更が少なくなるため、子どもたちの問題もなくなります。

いかがでしょうか。