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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
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皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
NO632
みなさん、おはようございます。
今週行く予定でしたが、昨日松ちゃんの所に行って来ました。
昨日、僕は上下作業着でやるぞ!って気持ちで餌やりの手伝いに行った。
昨日は取材の人たちに囲まれてる松ちゃんじゃなかったから、色々と話しが出来て満足の一日だった。
珍しく二人きりだったのだ。
朝早く着いてから話す時間がたっぷりあり滅多にない時間をもらえた。
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写真は物置に保管されてるふすまをポリバケツに入れてる姿で、乱暴に入れるとふすまが飛散し、鼻や目に入るから渋い顔して入れてた。(笑)
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「最後の一袋になった。全部使っちまったから、また買って来なきゃなんねぇ」って僕に言ったけど、本当にいつも10袋くらい積んであるから一袋だけなのは意外だった。
それだけいつも忙しいって事か。
物置からふすま入りバケツを持って出て来た松ちゃん。
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軽ワゴンから残ったふすまを取り出し「これもやっちまうべぇ」と軽トラックに向かう松ちゃん。
昨日は天気が良く気持ちのいい一日でした。
初夏だねぇ。
少し動くと汗ばむような気温だったけど、僕はやはり五月が好きだ。
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袋に入ったふすまを与える松ちゃん。
ここにはいつもと同じ時間が流れている。
それを実感することが出来る唯一の場所かも知れない。
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支援頂いた藁をフォークでかき集め大事に与える松ちゃん。
このわらを食べ終えたら、高級品のチモシーです。
みなさん、ご支援ありがとうございます。
午前中の作業が終わり二人でお昼ご飯を食べた。
メニューはほっともっとの490円肉野菜炒め定食でした。
僕は豚肉ダメで苦手なのだが、健康のためにと頑張って食べるようにしてる。
まるで小学生みたいだなぁ~。(泣)
松ちゃんとの話は、漫画美味しんぼの話から除染・汚染水・廃炉の話にスタップ細胞 の小保方さんの話までした。
深い話ばかりだったと思う。
除染・汚染水・廃炉の話は、僕の中で怒りとあきらめみたいなものが交差した。
これで原発再稼働になったら、定期検査の名の元に作業員が再稼働する原発に集められ第一原発事故処理が遅れる・・・
国はもっと真剣にこの事故から学べよ!
今でさえ、福島原発の復旧作業員が被曝により人が足らなくて困っているのにである。
福島第一原発の状況を見れば再稼働なんて言えないだろ!と言いたい。
除染にしても今の数値の50%くらいになったらOKなんていう除染して住民を返そうという事らしい。
松ちゃんも「こんなやり方で住民は帰って来ねぇ、もうこの町は人が住まねえ町になっちまうんだ」とあきらめに近い発言をした。
取材は無くてもやはり彼は忙しい男である。
ダチョウの餌やりを済ませ午後2時過ぎに帰還困難区域の牧場へ餌やりをし、飼料の手配や牛飼い仲間との約束があるって出掛けて行った。
以上、松ちゃんの近況報告でした。
みなさん、これからもどうぞご支援宜しくお願いいたします。