皆さん、こんにちは。
今日、東日本大震災から11年目を迎えました。
復興を目指す富岡町の状況ですが、帰還困難区域の主要地区以外の除染問題・町内に出没する害獣問題などなど、まだたくさんの問題を残していますが、人口約16,000の小さな町は、今、10年目に約1500人強程度の町になりました。
10年目を迎える今、町にはまだ放射線量の高い帰還困難区域があり、除染作業が今も進められていますが、10年も経つのに帰りたくても帰れない地域があります。
帰還希望者が訴える帰還困難区域の主要地区以外の除染は絶対に必要だと思います。
同じ地区内に放射線量の高いところがあれば安心して暮らすことは出来ません。
帰還困難区域を持つ町村の主要地区以外の除染を、国と東電は責任を持ってやらなければならない。
現在、震災前の町の姿がどんどん消えて新しい建物が町の顔になりつつありますが、新しくなる町の姿を見慣れて来たのか、少しだけ復興を感じる。
富岡町のことではないのですが常磐自動車道の一部区間4車線工事など、開通したらこれは便利だなぁ~と思うし、これは原発事故による国の復興予算・政策の賜物ですね。
助成金や補助金、復興予算のおかげで各市町村は潤っている。
なので箱物ばかりが目につく復興でなくて町民のための復興を進めてもらいたい。
被災地の農業、漁業、商工業、全般に原発事故の後遺症が見える。
漁業に関しては未だに試験操業ですし、いつになったら本格的に操業できるのかわからない。
事故を起こした原発の汚染水問題だが「汚染水は海洋投棄する方向性しか無い」と噂されています。
打つ手がそれしか無いらしい。
本当にそうなったら漁業は壊滅的。僕は食べますけど、汚染水が廃棄された海で獲れた魚をみなさん気分良く買われるでしょうか?
また原発の廃炉作業は、格納容器から溶け出した核燃料デブリの除去に全く手を出せず、今も水を流してただ冷やすのみの作業と聞いた。
とにかくすべてが順調に進んでいないことだけは確かです。
原発は事故を起こしたら、とにかく元に戻らない。
電気のありがたさはよくわかりますが原発はいらない。僕はこれからも原発に反対していきます。
震災から10年、東日本大震災・原発事故で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。
そして忘れたくても忘れられない、消したくても消せない記憶として胸に刻まれ、今も苦しんでいる方がいることを僕たちは忘れません。
みなさん、被災地で頑張る人たちの応援、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは今日はこのへんで失礼します。
おつきあいくださり、ありがとうございました。