「どれだけ忙しくてもね」
「ん?」
「どれだけ忙しくてもね、人の目をじっと見つめてご覧なさい
利益とか
人脈とか
自分に利する為だけに近づく人の目は
輝いていないのよ。
純粋な想いを持つ人の瞳は
きっとダイヤモンドよりも美しいわ」
妖精はそう言いました。
どんなに段取りややるべきことが多くて
大変そうな時でも
それは何のためにしてるのか
それは
素晴らしい夢の世界を構築するためのひとつの手段に過ぎなくて。
忙しい段取り自体が目的ではないのです。
そんなものは本当は主ではなくて
忙しい段取りは
主たる夢の為のいろんな梯子を作ってるようなもので
私はそれすら楽しんでいます。
難行苦行じゃない。
人はややもすると
時間軸で
こんなに時間がかかったのだから辛かったでしょう?
と、とても気遣って下さる
優しい。
でも本当は
長い時間かけて苦しいなと思いながらもコツコツ作り上げていくことは
何よりの幸せなのかもしれません。
しんどい時間がとてつもなく長く続いて
もうやめようかしらと何度も何度も泣いたとしても
その何十年もの時間は
その後の為の土の耕しや改良みたいなもので
人それぞれ早い遅いはあるけれど
種を蒔き芽吹く時もみんなみんな違って
それがまた面白いのかなあ?
人生後半は
本当に純粋に
キラキラできるように
なりたいなあ。
不思議な事に
お友達も
本当の人しか残らないと想います。
もしもお金空っぽのお年寄りになったとしても
そんな自分でも普通に話してくれる人
逆もある。
その人に何にもなくなったとしても
それでもあたたかい交流や助け合いができる人とだけ
これからは繋がるのかなあと思うんです。
その人に何もなくなり
何の利も得られなくなれば
フェードアウトする
そういうものではありません。
各地に行くと
おるごーる儲かりますか?等と質問するわかりやすい方が時々おられますけど
販売のためのアイテムみたいに考えたり
ステイタスとして使ったり。
それはそれでいいのですけど
私がおるごーるを作るのは
そうではないです。
そりゃ材料とか必要なもの買わないと作れないから
私のおるごーるを持ち帰られる皆さんは
私の支援者です。
そう言う皆さんのお蔭で
作り続ける事ができます。
好きなものを販売する目的でなんてと言われるかもしれません
でも
画家さんでも造形作家さんでもみんな
売れなきゃ生きてもいかれない。
小さな作品でも大きな作品でも、いつも応援して下さる皆さんに
本当に感謝しかありません。
逆に若い作家さんで自分が素敵だなと思うものを
小さくても購入するのは
そんな作家さんへの応援。
みんなそんな応援が嬉しい。
若い日
貸画廊で不安いっぱいに立ってた頃
小さな作品でも買ってくださった皆さんの応援のお蔭で今があります。
逆に全く関心持ってもらえない方もおられます。
若い頃はよく
あんたのはアイデアはいいけど技術ないから誰にでもできるもんやから買う気等せんわ。と、よく言われました。
つまり買う価値がないと言われました。
確かに。(笑)
けれども美術大学関係者の方や
画廊オーナーさん、
海外の皆さんや
芸術家の皆さんが
独学で下手くそな私の作品を買っては応援してくださいました。
そのご支援忘れません。
涙が出るほどありがたかった。
そのおかげで今があります。
芸術は儲からない
なんて言われるけど
みんなみんな
そんな応援の積み重ねの上に今を築いていて
それはもう感謝の人生なんですね。
工房に、何かしらあった時
支援をしたいと呼びかけてくださった方々や。
苦しい時辛い時
応援するねと
自分が大変なのにそう言う行動にでてくれた友やお客様たちや恩人。
私は一生忘れないし
また
そんな人たちが何かしらあれば
飛んでいけるように、なりたい。
そうあるべきと思ってます。
創作は
大きな人生のテーマなので
どんな波が来ても
諦めたりやめるのは
この世を去る時だけでしょうね。
できる事をさり気なく
コツコツ。
私は本当に人様との御縁に恵まれています。
いろんな方々との奇跡なような出会いが
いろんな展開を生みだしてくれています
それには感謝しかありません。
もしも何かしら企んだり
打算的な事をしたら
そんな御縁はきっと止まってしまう気がします。
だからこそなるべく純粋に純粋に
素朴に
表現していきたいなあと想っています
音色の妖精さんは
そんな所に降りてきます。
どこにでも現れるわけではありません。
素朴で
あたたかくて
人がホッとして
なぜか来たくなる
そんな空間を私は作りたいなあ。
そんな所に音色の妖精は現れる
アトリエに来ておるごーる聴かれて涙ぐむ皆さんの顔を見ていると
こちらまで泣きそうになります。
それはなんだろうなあ。
うまく説明できないけど
かしこまった場所でもなく
おすましした場所でもないけど
コツコツのリノベや
色々愛情込めての空間と
おるごーるの、音色が呼応して
何ともいい音色が響くのです。
おるごーるコンサートここでできるねえと今日も話してました。
いつかしましょう。
今年の国見アートの会の
ギャラリー巡りは
私はこのアトリエを開けないのです。
ちょっと身内のおめでたい事があるので。
涛音寮に少し置いておきますね。
音色聴いてください。
また別の日にアトリエ公開の日を作りますので是非お越しくださいませ。