自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の電子出版化状況と27作目の詩

2008-10-16 21:53:14 | 出版

 今晩は。

 世界は1年前の米国のサブプライムローン問題に端を発した金融市場の混乱で、この1週間株価が暴落し、世界経済の超減速化に向かっているみたいですね。各国が公的資金を金融機関へ注入すると宣言して日経平均株価は3000円の暴落から1000円も急騰したが、今日(10月16日)は米国金融機関の7月から9月の業績悪化を受けて、1000円暴落しました。今後の米欧金融機関の更なる悪化と景気減速が予測されます。富裕層はここを底と見て買いに走るのでしょうか。一般人は真面目に働いて、適度に貯蓄するのがベストかも・・。退職金を株や投資信託に預けた人は顔が青褪め、地獄ですね。友達もここで全株現金化したとか、投資信託を半分解約したとか、対応に大わらわです。

 世界的な景気後退は庶民の生活にも跳ね返ってきますよね。リストラ、賃金下げ、就職難、年金機構の株や投資信託運用の失敗から受領年金の減額、物価高など。各政党は一丸となって、景気対策に本気で取り組んで欲しいです。派閥抗争や政党間競争をしている場合ではありません。経済の専門家の英知を結集し、この局面を早期に打開して頂きたい。

 さて、『物書きネット』http://monokaki.net/の1棟目の008号室小説家徳さんの部屋にお入り下さい。このネットに登録後20日間で113のアクセスがありました。有難う御座います。9作品の電子出版化は現在5作品を終了させました。残りの4作品はもう少しお待ち下さい。多くの方に読んで、評価して頂きたく、0円公開の他は、100円から200円位の閲覧料金にしました。佳作品は永久に心の栄養になります。退職後、毎日、運動を兼ねて安い店に買い出しのため自転車を走らせています。150円ではジャガイモ3個、人参3個、キャベツ1.5個、缶ビール小1個位ですね。枯山水ではありませんが、それらを食べたり、飲んだりした積りになって、我が作品を愛読頂けたらと思います。そして、評価を入力頂きますと、評価ランキングにも掲載されます。毎日それを覗くのを楽しみにしています。

 つくづく、作家業は大変だなと実感しました。100円を稼ぐのにも読者が作品を認めて購読して下さらなければ収入にはなりません。また、演劇人しかり、種々の芸人もしかりですね。売れるまではアルバイトを数多くこなさなければなりません。一方、サラリーマンは入社試験には苦労しますが、一旦就職してしまえば月給10万円から30万円は決まって受け取れます。勿論、昨今の経済情勢では倒産企業も増加していますが。転職して、自分の能力、技能が光るのであれば賛成ですが、普通の頭と考えた場合には、少し位の不満には目を瞑り、その会社で頑張った方が良さそうですね。私も入社10年後に、処遇に不満を持ち、辞めたいと思った事があります。しかし、転職しても実績は一からになり、給与も低いと考え、諦めて正解でした。無事に定年までいられ、相応の退職金を頂戴出来ましたので。

お互いに、自分を見詰め、健康に留意して一度しか無い人生を謳歌しましょう。

 

 では、27作目の『旅愁散文詩』をご堪能下さい。

 二十七. 静岡県伊豆西海岸(自然と旧友)

              昭和四十九年八月

  (一) リズミカルな潮騒

      露な絶壁 紺碧の海の中

      ここ石廊崎

      地球創生時からの自然の営み

      一人の命は短しとも

      人類の命はこれからも

      自然と共に記録を延ばす

      人の英知を信ずるならば

  (二) 泳ぐ 食べる 天を仰ぐ

      大岩に風穴 海水の浸食穴

      ここ子浦

      波頭が申し訳なさそうに浜辺に

      リンゴをむしゃぼり喰らう

      採れたてウニを飲み込み

      また一泳ぎ

  (三) 野猿は何を思う

      人が嫌いか 臆病なのか

      ここ波勝崎

      一猿(一人に対応)占めする断崖美

      僕らの世界もボスがいて

      権力闘争凄まじい

      生傷絶えずに頑張って

      宴の最中 腹の探り合い

  (四) 小さき入り江 白砂に

      松林のいくばくか

      岬の社に何をか祈らん

      追う子 追われる子

      裸で しなやかに倒るる

      静かな漁村

      時は止まり 詩情の世界に

  (五) 糊で貼ったような 小さき岩

      触れれば落ちそうな 岩壁群

      ここ堂ヶ島

      亀島 蛇島 稗三升島

      天窓洞 見上げりゃ

      青空 今日は

      小船揺れし 腹具合

      嘔気の思い出 今遠く

  (六) 隣には 禿げもいれば 白髪も多し

      高卒二十五年後のクラス会

      ここ大瀬崎

      風呂の時間も忘れるほど

      尽きぬ積り話に華が咲き

      寝入るは夜半過ぎ

      

      明るさに誘われて 障子戸を開ければ

      おはようと 富士は目の前

      岬が緑と白砂の色を添え

      朝餉に笑顔が輝く

      恩師の齢六十八歳 所用で欠席

      友の話の玉手箱 早速届けにゃ

      皆の健康を 富士に頼みし心の内

      

  


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