札幌銀巴里のマスター、浅川浩二さんが亡くなった。
昨年9月にお店を閉めて、治療に専念なさると聞いていた。
浅川さんのことは、生涯忘れない。
そう思っている人が沢山いるだろう。
歌を愛し、酒を愛し、人を愛したひと。
日本酒、好きだったっけ。
「何か飲みな」と言われて「日本酒」と答えると、
「そうか。日本酒好きなのか。そうか。そうか」
本当に嬉しそうに、一緒に飲んでくれた。
止められているお酒を美味しそうに飲みながら、
歌のこと、色々話してくれた。
先日右近で頂いて来た升に樽酒を酌んで、
マスターに捧げた。献杯。
五月。リラの季節に逝ったのですね。
シャンソンを愛した人らしく。
「リラのワルツ」を浅川さんに捧げます。
この歌を歌うたびに私はあなたを思い出すでしょう。
リラは歌い続ける。永遠に春の歌を。永遠に恋の歌を。
浅川浩二さん。ありがとうございました。
心から感謝。そして、
ご冥福をお祈りいたします。
昨年5月。札幌銀巴里出演。カウンターにはマスターが。
公園にはリラが美しかった。