赤坂の「東京CDセンター」のスタジオで、マスタリングの立ち会い。
以前こちらにお世話になってた頃は、まだスタジオは青山学院のそばにあった。
そこは、かの「青い部屋」のそばでもあった。赤坂へ引っ越し後、初めてお邪魔。
白木の床やグリーンの壁ですっかりくつろいで、仕事を忘れそうだったが、
その奥にはスッキリたっぷりの空間に、マスタリングスタジオ。
今日は、今当社で制作を請け負っている作品の、音源の最終段階。
マスタリングは、作ったものに仕上げのお化粧を施す作業。
そう、最後の「ひと刷毛」の様なものだと思う。
プロの手による「さじ加減」で、音がぐっと輝きを増す。魔法のようだ。
いつも思うのは、魔法もお化粧も、何でも有りではないということ。
一番大事なのは素材なのだなぁと、つくづく思う。
お化粧は誤摩化すためのものではなく、素材を輝かせるためのものでなくては。
人様の作品を前に全身耳にして聴く作業は、
歌い手である自分にも沢山の刺激を頂ける貴重な体験でもある。
有り難い。ぴりっと、気持ちが引き締まる。
エンジニアの川西さん。最高です。お疲れさまでした!
ああ。私もそろそろ次のアルバムが作りたいなぁ。。。