根津にお蕎麦を食べに行った。というより飲みに行った。
待ち合わせの時間までまだ少しある。根津神社にお参り。
今にも降り出しそうな鉛の空の下、思いがけず、おお!ツツジが。
そうか、そう言えばそんな季節だったのだ。
うっとり見とれていたら、大粒の雨。容赦ない。どんどん強くなる。
傘を持たぬ私は、鳥居のそばの大木の下に身を寄せていた。
張り巡らされた枝と葉っぱに守られながら、木霊を感じた。
一体どれだけの人々が、大昔からこの木の下で雨宿りしたことだろう。
傘を持って出ると降らない。持ってないと降る。。のは何故?
春の冷たい雨だった。熱燗がやけに旨かった。