実家の用を済ませ、「たまには歩こう」と柏駅まで歩いて行く途中、
ふと、胸がきゅんとする。久しぶりに見渡す母校は、相変わらず広い敷地。
日曜日。暮れかかる空の下、校舎もグランドもひっそり眠っているよう。
先日のユーミンナイトで弾き語りをした時、心は中学生に戻っていた。
校門の前に佇むと、十代の幼い私が、歩いて行くのが見える。
あの頃、「中二病」なんて言葉は無かったよな。
楽しくて、悲しくて、わからなくて、どうしようもない時代だったな。
でも大丈夫だよ。なんとかなるから。
って私の後ろ姿に言ってやりたい。
「手紙」という歌もあったね。
そして今もやっぱり、楽しくて、悲しくて、わからないんだ。
そういうこと。