小屋の屋根に積もる雪がふんわり優しそうに見えて
雪景色もなかなか風情がありますね。
なんて言っておられない今日の雪の凄さです。
アルジェリアの人質事件
悲痛な思いで無事を祈り続けておられた方々の
望みは絶たれ
あまりにも無念な仕打ちに胸を痛めています。
過酷な砂漠で
技術者の誇りを胸に
奮闘されておられた勇者のみなさま
そして、ご家族や同僚の方々、ご友人のみなさま~
悲しくて、言葉が見つかりません・・・
今は、ただ・・・
白い花を手向け
ご冥福をお祈り申し上げます。
悲しみはますばかりですが・・・
ヒイラギさんが蘇枋(スオウ)を使って染めた
絹の平織りストールの板締め絞り染めを紹介させてください。
ヒイラギさんは絞りを始めたばかりで
2ヶ月ほど色合いと絞りをじっくり考えたらしいですよ。
最初は薄めで退紅(あらぞめ)に
それから、さらに重ねて紅梅色に
ここで板締めし、さらに濃い色に
(ここまではアルミ・椿灰媒染)
最後に、鉄媒染の量を加減して染められた作品です。
それぞれ2回、トータルで8回も色を重ねて染めたそうです。
シンプルな板締めでも
手間をかけた分いい色合いになったと嬉しそうでした。
絞りを始めたばかりですが、おもしろいですね・・・
そう話すヒイラギさん
次はどんな素敵な絞り染めに出会えるでしょう。
私までワクワクしてきました。
さて、蘇枋のことですが~
蘇枋はマメ科の小高木で、インドやマレー原産の染料植物です。
主要色素はブラジレインで
明礬(みょうばん)媒染で赤色
灰汁(あく)で赤紫
鉄媒染では紫色に染めることができます。
かつて朱印船貿易や出島に出入りするオランダ船でも
重要な貿易品のひとつでした。
日本には奈良時代以前から渡来していて
現在も蘇枋は輸入されている染料なのです。
自然の恵みから
世界は、こんな素敵な優しい色でつながっているのに・・・
きょうは、ニュースを見ては心が重くなっています。
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