三日坊主の備忘録

書いてみてわかる自分の気持ちにびっくり

携帯電話を離せなくなったこと

2024年03月21日 | 日記

いつもの備忘録。

 

 

先日の夜、風呂上がり何気に携帯を見ると着信。

見覚えのない番号には普段は出ないが、孫の着信もあったようなのでまずは出る。

 

「〇〇警察のものです。〇〇君のおばあちゃんですか」

なかなか勢いのある若い声。

新手の詐欺かもしれないと身構える。

私「はいそうですが、〇〇(孫)を出してもらえますか」

「もう30分も待たせたので今返しました。ここには居ないのですよ」

私「恐れ入りますが、あなた様が警察の方かどうかを確認できますか」

むっとした声で、電話口の向こうで近くにいる人と苛立ちながらそんな悠長なこと言っていられないのにといわんばかり。

「〇〇警察の地域係へ在籍確認を取ってください」

私「分かりました。では、ご用件はなんでしょうか」

とようやく話が進展。私が話をすぐに聞いていればよいだけのことだったけれど。

孫が他人様にぶつかり転倒させたとのこと。

小学4年生、体重40キロもないか細い体であっても予期せぬ接触なら転倒もある。

 

ことの経過をお巡りさんが見ていて、すぐに交番に孫を入れて保護者連絡を図るが、通じない。

30分何度も電話をしていたが、会議中の親も入浴中の私も電話に出られなかった。

警察の指示を受け、電話の後 孫にかけるが通じない。

話し中になったり混線。

「話せる状態になったら電話ください」とメッセージを送り、その間に留守を守る夫に連絡。

ようやく、孫本人から着信。

ぼろぼろ泣いている。

私が言えたのは

「ごめんね、電話に出られなくて。不安だったね。ごめんね。

もう心配いらないから先ずはおうちに入ってね」

 

それからずっと

孫が寒い交番で、予期せぬ事態となったこと、守るべき大人が着信に応じない30分は

どれだけ不安だっただろうと電話口のボロボロなく声を思い出して心が痛んだ。

 

 

 

携帯電話のマナーモードや着信の確認すべて見直しをしている。

家の電話を無くして携帯電話だけになった今、携帯電話の着信は大事な連絡機能であることを再確認した。

最近自転車事故に備えて個人賠責保険の加入が義務化されており、

幸い 事故対応サービスも充実していた。

相手様の災難を思うと骨折であれば長期にわたっての不自由な生活となるので心が痛む。

そして、孫にとってこの事故の経験はどうなのだろう。

孫が受けているはずの心の傷も不安。どう乗り越えてくれるのだろうか。

せめて 事故の初動時、私が電話に出ていたならと。

私自身もなかなか心のもやもやが晴れない。

とうとう 大事な友達に電話して話してみた。

不覚にも わたしも涙が止まらない。

不思議なことに話したら少し楽になった。

話せる友がいるってどれだけありがたいことか。

 

今 携帯電話が離せない。マナーモードの切り替えが気になる。

アップルのスマートウォッチを持っていたが、当初はすぐに電池切れしたので使っていない。

一人暮らしの友と

電話機能も血圧測定もできるスマートウォッチ購入を目論み中。

 

今日の花はさいたまの家で咲く花。

花を見ては元気をもらえているような気がする。

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