消えつつある大衆芸能クト―プラック。
日本でもどさ回りの家族劇団は生存が難しくなってるし。
というかほぼ消えつつある。
ここインドネシアでも同じ状況。
そんな中!!!
クト―プラックの移動劇場が!!!
入口も舞台も住居もすべて手作りのクト―プラックはお金がかかる。
取材とかこつけて中や舞台裏を見せてもらう。
これが舞台裏。
持ち主いわく、ここでは週2回上演してるが、一定してお客さんがいる為に、もう2年もここで生活してると。
ラッキーだそうだ。
本日の演目で使う衣装を陽にあててる。
ものすごい数の蟻・蟻・蟻。
見てるだけでかゆくなるのだ。
これも手作りの住居。
全部で17人のメンバー。
後は、現地の人達が飛び入りで参加してるらしい。
演目のストックは沢山あるので、「本日は何」という看板が外に出される。
これも全部手作り。
今ではこのクオリテイで作れる人が市内にもいないので、ビジネスとして受注してる。
すべてこのおばさん一人で作ってるのだ!!!
ちなみにここが彼女の部屋。
というか家ね。
日本と同じで子供は教育の問題もあったりで、少なくなってるらしい。
この劇団もわずか1人だった。
その子のお母さんの両親は劇団のメンバーだったので、兄弟全部が役者だったり、演奏家だったりした。
でも、今では残ってるのは彼女一人。
後の皆は普通の生活を始めてしまったそうだ。
伝統芸能は素敵だけど、演者達には生活していくノウハウを見つけるのも一苦労なのだ。