走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

まちづくり勉強会

2006年10月03日 23時37分09秒 | その他
 昔、昔、私が係長になる直前に気のおける後輩たちと、自主研究グループを作ったことがあります。
テーマは、「非営利組織におけるマーケティング手法の導入について」というものでありました。
はずかしい話ですが、当時、マーケティングをマーケッティング・リサーチのことだと信じ込んでいた私にとっては、学んでいくたびに、その大きな思い違いに愕然としたものであります。
この研究をわかりやすく説明すると、市役所の業務の中でマーケティング手法が応用できるのかどうかというものでありました。
仮説としては、「できる」という切り口から入ったのですが、結論的には、応用できるものもあるが、できないものもあるというものでした。
 やり方としては、専門書が高かったため、人数分コピーし、章ごとに担当を決め順番に解説をし、その後、皆がさまざまな質問を担当者に投げかけるというものでした。(このやり方により、個人の意見を明確に表現できるようになり、ディベート力も深まったといえるでしょう。)
そして、この手法がマーケティングの基礎を学ばせ、それを踏まえた上で、応用できる業務が何かを研究するところへつなげていきました。
 夏は、合宿をし、先進事例があるといえば尋ねていき、失礼とは思いながらもさまざまな質問を投げかけさせていただきました。
そうした中で知り合ったのが、夕日でまちづくりを行った双海町(現:伊予市)の若松さんと、はじめて道の駅と産直販売を合体させた森本さんなどです。
この課外授業が、ややもすると、苦痛になりかねない自主研究を楽しいものに変えてくれました。
 そのメンバーも、今は中堅となり、さまざまなプロジェクトができると、必ずといっていいほど顔を合わせることとなりました。
 そして、これらの活動が評価されたのでしょうか、その後、自主研究について奨励制度が市役所に創設されました。
その後、制度を活用した自主研究グループを立ち上げましたが、もう一つハングリー精神が湧いてこなかったのです。
全部持ち出しで、やりくりしながら研究していたときの方が、はるかに充実していたような気がしているのは私だけでしょうか。
本でも自主研究でも、やっぱり自己投資しなければ身につかないということでしょうか。
 そして、今日、中心市街地の活性化をテーマとしたまちづく研究会に顔を覗かせていただきました。
私よりも、ずっと若い後輩たちです。
でも、何とはなしに、若い頃の自分を思い出すことができて、うれしかったなあ...。
頑張れ、後輩。フレー、フレー後輩!!