走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

今日の出来事

2006年10月05日 23時31分48秒 | その他
【午前の部】
 突然、K公民館長が見えられ、先日の理事会で説明した「公民館元気倍増計画」の感想を聞かせていただきました。
 K公民館長はかなりの行動派で、今回の計画の考え方をかなり前から主張してきた方です。
 そんな館長ですから、公民館活動については過去に、その有り様についてアドバイスをいただいていたようです。
そして、何度も、何度も主張したにも関わらず、一向に聞き入れてもらえなかったという歯がゆさからか、独自でさまざまな取組みをされておられます。
「今まで言ってきたことと、今回の計画ではかなり矛盾がないか。課長が変われば、180度考え方を変えるのか。」と迫られました。
そのことに関しては、丁寧に「社会情勢が急速かつ大きく変化しております。私たちは、ある一点に拘(こだわ)るつもりはなく、常に地域住民の視点に立って、柔軟に対応したいと考えております。そして、そのことが朝令暮改(ちょうれいぼかい)と言われても、きちんと謝った上で、なぜそうしなければならないかを説明させていただきます。」と。
 K公民館長は、学校の先生でしたから、厳しいことを言われても、その中に子どもを育むような優しさがあります。
私が尊敬する館長の一人でもあります。
いつも、信念と志を試されているような気がします。(試すとは、失礼な表現なのですが)
でも、一度、それが伝わると、それ以上なにも申されません。
父親のような優しさに近いものがあります。
 そして、最後に、「この改革は、あんたらがおる間でないと成し遂げられんと思う。一生懸命頑張って欲しいし、継続して欲しい。」
うれしい、お言葉でした。勇気が出てきました。

【午後の部】
 午後からは、雨模様でしたが、北条の一番奥にある立岩公民館をのぞいてみました。北条ブロックでは、昨日、ブロック会議が催され、理事会のことを説明したということでしたので、その反応が気になったからです。
 最初は、取り留めのない話から入っていったのですが、核心に触れると、少し館長の顔がこわばったような気がしました。
 しかし、館長は大人ですから、やんわりと「共鳴できるとこもあるよ。」といっていただきました。
ということは、納得できないことも多いのだなと読み取りました。
そこで、私たちが、画一的な取組みをしようとしていないこと。
そして、地域性に応じた計画、例えば41公民館ごとの計画策定も厭(いと)わないということをゆっくりと力を入れながら説明させていただきました。
 館長も私たちの思いが少しは伝わったのでしょうか、帰りは何度も見送っていただきました。
 これから、こういったような、勘違いされた公民館長さんたちに、自ら出向き、ていねいに説明しなければと、帰りの車の中で改めて思い直していました。

【夜の部】
 以前から進めています「円むすびプロジェクト」の商品開発について、庁内の自主研究グループに次の2点をお願いしました。
 ①商品開発のアイデア出し
  単に思いつきだけでなく、商品名、ターゲットや販売手法をどうするか
  までを踏まえて欲しい。
 ②初期投資の資金がないので、公的助成金がないか調べて欲しい。

 お願いをするにあたっては、チャレンジドの現状や自立をどう考えるべきか。
 また、今回のサポートにあたっての考え方や取組み手法は、将来、必ず自分の役に立つということを説明させていただいた。
話が進むにつれ、身体が前のめりになり、確かな手ごたえを感じました。
このチームのメンバー紹介は改めてしていくこととして、彼らの成長記録も報告させていただきますので、お楽しみにしてください。