スマホのアプリのLINEはなかなか便利である。
娘に教えられ、ダウンロードした。
このアプリを使えば音質を我慢しさえすれば電話代が無料になるという。
そして、写真が簡単にやり取りできる。
しかも早い。
メールもチャット形式なので、文字数さえ我慢すれば瞬間で送れる。
逆に、コンパクトに文字表現ができるようになる。
使っていて、ついはまる。
先週、スマホの機種を変更した。
操作をしていて反応が早くなった。
驚きである。
すごく進化していることを感じる。
最近、スマホの普及に追いつけずインフラが間に合っていないという。
それだけじゃない。
スマホはさまざまな既存の分野に影響を及ぼしている。
例えば、音楽流通、カーナビ、テレビ、デジカメ、ICレコーダー、パソコン、そしてゲーム産業、レジャー産業、出版・広告産業、金融などなど。
そして、中国では約1,000円程度の格安スマートフォーンが出回っており、インドではさらに半額程度の500円で出回っているという。
これでは、日本のスマートフォンを作っているメーカーは、第二の半導体メーカーになりかねない。
結局のところ製造業は、商品を作った時点から国際競争にさらされる運命にある。
そして、人件費の安い後発国にドンドン追い越されるのが現実である。
これによってどのような影響が出るか。
まず、雇用が失われる。
メーカーに入れば、終身雇用が保証されていた時代がある。
しかし、今は5年程度でガラッと変わってしまい、その期間はどんどん短くなっている。
スマホの持つ多機能性が、他の産業を駆逐すれば、その雇用を奪い、賃金を減らす。
スマホの利用時間が増えれば、世帯消費に占める情報通信費が増え、家計はその分、衣食住やレジャーへの出費を抑える。
当然、車などの大型消費財の購入にも影響が出る。
スマホは人々の時間やお金を吸収し、日本経済のデフレを加速するのではないかという懸念もある。