先日、ある高校の指導者(久我山じゃありません)との会話。「あの選手は、ミスした仲間にドンマイと言います。それが単純なミスであっても・・」そして、「自分がミスした時に責められたくないという意識があるのかもしれません」
さて、チャンピオンを目指すスポーツや部活では、自分を高めて仲間との信頼関係を築きます。不注意や集中が切れたようなプレーやミスには叱責を伴う代わりに、己を高めあった者同士がわかる、敵方を認めるべき、やむを得ないようなミスに対しては、一緒に頑張ろうという思いを込めて「ドンマイ」と気持ちを切り替える言葉を掛けることがあります。
相手の方が一枚上ということを受け入れたり、運が悪かったり、そんなときにこその「ドンマイ」で、信頼関係は揺るがない、一緒に戦っていこうという「声」なんですよね。弱い者が傷をなめあうのであれば「ドンマイ」ではなく、舞台から退場していただきたい。
高校の部活の指導って、生徒が社会に出て使い物になるようにという部分があるのだと思います。頑張って働いて、きちんと税金を納めて、自分と家族、社会の成長に貢献できるような人創りです。
そんなことがわからない親が、そんなことがわからない子供をつくり、スタートラインをマイナスにします。自分だけが良ければOKというのなら、チャンピオンを目指すような部活に参加しないでほしい。
「親の質」大事だと思います。