一昨日、知人の紹介で中古のアンプを購入しました。30年物のシーラカンス的物品で、メーター右側のプラカバーはヒビが入っているという「使われた感」いっぱいのモノ。
しかしYAMAHA PC2002Mといえば知る人ぞ知る名器。PCなんぞという品番は20万円以上の価格でトーシローが簡単に手を出せるようなものではなかったのです。
年代物なんでスピーカーとの接続端子はスピコンではなく、裸端子をねじ込むという原始的なもの。設置してあるスピコン端子を切り取り、線を剥いて接続します。今まで使っていたアンプはモニター用に回します。
この切替作業に2時間費やしました。そして電源ON!小柳ルミ子のCDを鳴らしてみました。何と言うことでしょう、旧製品なんでワット数こそ今まで使っていたモノの半分なのに音が重厚なのです。スピーカーはエレクトロボイスのSX300。スーパーウーハを使わなくてもしっかりとした低音が出ています。それにサシスセソの音がくっきりと聞こえます。「♪嫁ぐ日みさきに一人たたずみ、君さるし~まに別れを告げる♪」・・・ルミ子がそこで歌ってるかのようなゾクゾク感、背筋に感じるものが半端ない。
単にワット数が大きいだけのアンプとは物の考え方が違うということを思い知らされました。
明日は午前中、ダイヤモンドベンチャーズが貸スタジオで3時間。午後からは僕ら、グループサウンズバージョンの貸スタジオ。残念ながら、初夜の権を奪われたって感じですかね。
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