バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

ロイヤルエンフィールドとグループサウンズ、カワサキWシリーズとグランドファンクをこよなく愛しています。 

20190702 カフェOTTO通信 九州ツーリングレポート 5/23

2019-07-02 06:02:43 | バイクツーリング
5月23日(木)  |☁
 お宿←枕崎←野間岬←吹上浜←伊集院←小山田←宮之城←鶴田ダム←たかくまライダース野営場
3時30分起床。目が冴えている。やけに寒い。石油ストーブを点ける。
 ぼんやりと地図を眺めたり辺りを散策しながら時を過ごす。
 朝食は出前一丁。このラーメン、僕が子どもの時からあったぞ。当時では珍しいラー油をウリにしていた。その後、幾多のラーメンがデビューしたが未だに現役とは・・・当初の構想そのものが未来を見越した優れものだったということだろう。トッピングはネギだけだが美味しゅういただきました。

ゴミ処理OK。これはキャンプ場としての品位を表していると思うのだ。

 8時出発。知覧を抜け、県道34号線を南西へ枕崎を目指す。左右に茶畑が広がっている。途方もない面積だ。それに混じって植えられているのがサツマイモ。左手を見ると端正な三角形のあのお山、開聞岳がじっとこちらを見つめている。まるで南薩摩半島と、南大隅半島の守り神であるかのようだ。



 枕崎を右折し、西へ。市街地を過ぎると交通量はほぼ無くなり、道幅が狭くなってきた。集落を過ぎると細道はさらにクネクネとアップダウンをくり返す。対向車は皆無。大隅半島南部同様、山が海に突っ込んでいる。まるで人が住むことを拒否するかのよう。人畜のニオイがまったくしないのだ。



 椰子の木が植えられた休憩スポットがあったので立ち寄る。ここから沖秋目島(おきあきめじま)が眺められる。なんでもショーンコネリーと浜美枝が映画撮影した洞窟があるという。僕は俳優の名前だけは知っているが・・・。素晴らしい眺めではある。


人生最後の野間岬
 かつて一度だけ訪れたことのある野間岬(のまみさき)。そこからの眺めは正直なところ「それほどでもない」と思っていた。それが分かっていながらあえて行く値打ちがあるかといえば否である。しかし、しかしだ。我がツーリング人生に於いては野間岬どころか野閒半島そのものも次の機会はないだろう。野間岬だけではない、その他の地域も含め、二度と来ることはないだろうなあと考えながら走ってる場面が多くなってきた。そう考えると妙に愛おしく思えるのだ。
 11時、風車の並ぶ野間岬をカメラに納め、出発。
石垣の集落
   数キロ走ると「集落がまるごと石垣 独特の風景」とマップルが言う大当石垣群の里という集落があった。斜面を利用した家が多いので石垣が多いのはわかるが不必要な石垣も見られる。この地域の文化として「当たり前」として根付いたのかもしれない。それをしなければ村八分とか・・・。
  ↑ 必要な石垣なんだろうなあ


        ↑ なんか不必要にも思えるのだが・・・そういう問題ではない


日本三大砂丘 吹上浜(ふきあげはま)
 12時、吹上浜着。ここは幅4キロ、長さは47キロ(日本一の長さ)の大砂丘がある。だが鳥取砂丘のような大規模な観光化はされておらず、ちょいと近づきがたい。
 いたずら気分で未舗装の農道に入ってみる。この広大な砂丘を利用して野菜栽培がおこなわれている。広葉樹の林を残してサツマイモ畑だ。黒いビニールマルチで、これは乾燥防止だな。林は防風林であろう。
 さらに進むと今まで見たことがない超巨大な太陽光発電設備が現れた。九州は風力にも太陽にも恵まれてるのだな。ここで農道は行き止まり。いたずらした気分だったのに仕返しされたという感じか。

 未舗装路をガタゴトと戻り、ようやくお目当てのスーパー農道、日置南部広域農道と交差し、北上。驚くほど道幅が広いし路面状態も良いし、信号機は無いし、交通量もほとんど無い。道の両脇には畑や樹木などの緑。しかし土を見ると砂のようだ。
 県道35号線と出会い、右折して東へ。この道もほどんどお一人走行。山の中に入っていくと左右に一枚岩のガケがよく見られる。山肌を見るとザラザラ。砂岩のようだ。この辺全体がシラス台地なんだろう。
 伊集院の渋滞を抜けて国道328号線へ。標高400メートルの入来峠を登る。キツいコーナーもなく、速度は維持できているが勾配が急なので変速しながら進む。やけに竹林が多いぞ。美しい山並みを眺めながら坦々と北上し、宮之城のちくりん館で休憩。
 国道を離れ、県道404号、フラワーロードを選択。川内川(せんだいがわ)沿いに伸びる1車線路で3・4速を駆使しながら走る狭い山道。鶴田(つるだ)ダムから先はさらに険しくなる。ダム湖なので入江が多く・・・つまり橋が多い。その橋が赤・緑・青・水色と色を変えながら迎えてくれる。東洋のナイアガラ・・・曽木の滝をチラッと眺めて17時30分、たかくまライダース野営場に到着。


 温泉の裏側がキャンプ場、それもバイクに特化したようなキャンプ場である。かなり広いライダーハウス(10数名は泊まれそう)、充電用コンセント、「ここでバイクを洗いなさいよ」と言わんばかりに引かれた水道ホース。ゴミ処理OK・・・キャンプライダーが「こうしてほしいな」と思う設備が整っている。それもそのはず、オーナーさんも現役ライダーだという。温泉付きで¥600とはキャンプ代金は無料に等しい。

 今夜のご飯は半額になっていた漁師の寿司♪ これは間違いなく旨い。それに鳥刺しも半額。計¥529で豪華な夜となった。

 22時、就寝。


 
 


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