バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

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20190715 カフェOTTO通信 九州ツーリングレポート5/27

2019-07-15 13:29:01 | バイクツーリング
お宿→千穂→阿蘇→日田街道→小国→耶馬溪→洞門キャンプ場(245Km)
 5時30分起床。やばい・・・空は真剣な曇。
 いつも通りのエンドウ、キャベツ、みそ汁の朝食後、あたりを散歩する。
 こぢんまりとした芝生のテントサイトは素晴らしく清潔。炊事場も手入れが行き届いており、電源もある。テントサイトと駐車場は隣接しており、段差もないのでキャンプ用品の運搬は、そう苦にならない。
 さらに「ゴミお持ち帰り」の決まりがあるにもかかわらず、「ゴミありませんか?お引き取りしますよ」という管理人さんの温かいお言葉。1300円は高いと思ったけど、こういう気遣いは嬉しい。次回も有りと確信した。
 9時10分、他のキャンパーと管理人さんにあいさつをして出発。

 高千穂へ向かう快走路、国道218号線をはずれ、五ヶ瀬川沿いの旧道を行く。クネクネとした細道だが、清流と新緑の取り合わせが素晴らしい。

 左手に大きな橋が見えてきた。天翔大橋(てんしようおおはし)である。長さは463メートル。横幅8、5メートル。普通の橋だが五ヶ瀬川からの水面から143メートルの高さがある。これは鉄筋コンクリートの橋としては最大らしい。また、橋桁の間は260メートルでこれも日本最長。こんなに大きな橋なのに、農産物輸送を目的とした「農道」という。
 渡ってみるとその高さにビビる。渡り終えて再び橋全体を眺める。両端は流れるような逆S字のカーブ。欄干は緑色に塗装され、廻りの景色と見事に調和している。うっとりとするような美しさである。

 10時、道の駅・高千穂に到着。公衆電話で天気情報を聞く。今日=のち☂ 今夜=☂ 明日=☂・・・。こりゃあかん、当初の計画では今宵の宿を阿蘇と決めていたけど降っていない今のうちに阿蘇観光を済ませておこう。

 国道325号線で高森峠を抜けるルートを選択。ここは5年前の退職記念ツーリングで走っている。交通量が極めて少ない、緑の中を突っ切る爽快なコース。時速60キロで流す。
 月廻り温泉から芝生越しに眺められる根子岳の特徴ある山容がおもしろい。

 4キロほど進んで左折し、阿蘇南部広域農道を西へ。先ほどの、月廻り温泉よりも近づいた分、さらに迫力のある根子岳が拝められる。
 県道111号線、阿蘇パノラマラインにへ。木の生えていない、遠くから見るとコケが張り付いているようにも見える山々がどんどんと迫ってくる。

 登っていくと左右に、これはミヤマキリシマか?ピンク色した満面の笑顔で迎えてくれた。しかしその先には煙が立ち上っているぞ。

 12時30分、阿蘇中岳駐車場に到着。ここから噴火口までは有料の阿蘇山公園道路になる。だが、中岳の活動が活発なため登山禁止になっていた。緑緑したパノラマラインとちがい、草も木も生えぬ石ころだらけの荒々しい風景もみたかった。ちと残念。


 パノラマラインを満喫して国道212号線を北へ。急コーナーの続く長大な上り坂をダイナミックに抜ける。フォトスポット、湯浦パーキングで小休止。お盆の縁のような外輪山から見える阿蘇の町。その中の市街と田んぼは驚くほどの平地。外輪山が阿蘇の原型だったとしたらとてつもなく大きな火山だったと言うことになる。そしてそのほとんどが吹き飛んだのか陥没したのか?すごい地殻変動があったのだろうな。信じがたい地形である。

 小国(おぐに)、玖珠(くす)を抜け、県道28号線を北上し、深耶馬溪(しんやばけい)へ。雨が連続的になってきた耶馬溪どころか「ヤバ系」じゃないかとヘルメットの中でつぶやく。 
 とはいえ、深い緑の中を抜ける素晴らしい道路。道路脇の川には奇岩がゴロゴロ。左手、西側の山は柱状節理の岩でできている。それが崩れて一部は川に落ち込んでいる。



 洞門キャンプ場には17時に到着。「バルンバルンの森」と名前が変わったが利用料金表を見ると、なんと5千円! 雨が降っているのでバンガローにしたかったんだが、こちらは1万円コース。冗談ではない。「バンガローでもいいかな」と言ったら受付の人が「大丈夫ですか?」と心配そうに言った。「いや、テントにします」と言ったらなぜか¥1800円にしてくださった。あまりにも貧乏旅行丸出しだったのかな?

 どうやらこのキャンプ場は僕のようにホテルとして利用するというようなものではなく、キャンプ生活を楽しむための施設になっているようだ。
 近くにはスーパーがないのでコンビニで食品調達。最後の夜なんで豪勢にやりたいと思ったんだが、思いは断たれた。


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