2019年1月3日 (藤沢和雄厩舎) |
入院中。 |
藤澤調教師コメント
引き続き入院して治療を続けています。 あまりあんばいは良くない感じで現状視力は戻ってきていないですね。 獣医さんとも話していますが、おそらくここから劇的に良くなって、以前のように戻るというのはかなり難しいということでした。 目の中でも虫が入ってしまった場所が良くなかったようですね。 規定では片目の失明でも競馬に使うことはできますが、とっさのときにパニックになってしまうと、馬も騎乗者も危険になってしまいます。 調教では慣らせば大丈夫かもしれませんが、競馬ではなにがあるかわかりませんからね。 もう何日か治療を続けてみますが、好転しないようなら引退も視野に考えるしかありません。 なかなかない事例ではありますが、このようなことになり申し訳ございません。 |
2019年1月9日 (藤沢和雄厩舎) |
入院中。 |
助手コメント
もう退院できる見通しでしたが、今日もう一度検査をしたいということなので、まだ診療所で入院しています。 多少良くなっているかなというくらいで見た目には大きく変わった感じではないですが、今日の検査でどういう診断が出るかというところですね。 目以外は元気一杯で動けないぶんストレスもありそうですが、ここまではなんとか我慢してくれていますよ。 |
2019年1月10日 (藤沢和雄厩舎) |
本日退院してミホ分場に放牧の予定。 |
獣医師コメント
昨日改めて検査をしましたが、結論から言うとまだ内部での炎症が完全には治まっていない状態です。 多少光には反応しますが、視力はおそらくゼロに近い状態ですね。 ここまで寄生虫での予後が悪くなるのは稀なので断言はできないですが、視力が戻ってくる可能性は極めて低いと推察されます。 このあとに関してですが、とりあえずの手として二つ先生にご提案させていただきました。 一つは退院して分場で同じような治療を続け、薬で炎症が治まるのを待つことです。 私も週に一、二度分場に行って様子を見ますので、一か月弱様子を見てそのまま落ち着くようならそれで治療は終了ということになります。 ただ、なかなか炎症が治まらない場合はもう一度入院してもらって眼球を取り除く手術を行う必要が出てくるかもしれません。 もう一つの提案としては、すぐに眼球を取り除く処置を行うことです。 現状まだ炎症からの痛みがある状態ですし、もう視力の回復がほとんど望めない状況としては、今の時点で眼球を取ってしまったほうが馬のストレスは小さいかもしれませんので。 なんとか視力が戻ればと思いやってきましたが、力及ばずすみません。 |
藤澤調教師コメント
獣医さんからのお話を受けて、しばらく分場で投薬による治療を続けることにさせていただきました。 今はほとんど舎飼いでストレスも溜まっていますが、分場で運動させることでストレスが取り除かれ、結果として目にもいい影響が出る可能性もあるということなので、しばらくは治療しながら様子を見ていきます。 眼球を取り除くとやはり見た目には悪くなりますし、将来的に乗馬にするにしても眼球が残るならそれにこしたことはないという判断です。 ですので、あと一か月弱は競走馬登録を抹消することができませんが、会員様におかれましてはご理解していただけばと思っております。 |
2019年1月11日 (ミホ分場) |
昨日入場。 |
担当スタッフコメント
目の方は炎症を起こしていて痛みがあるようなので、しばらくは投薬を続けながら、様子を見つつマシンで軽く動かして行く予定でいます。 今まで舎飼だったようなので、最初はマシン10分くらいから始めていきます。 |
2019年1月18日 (ミホ分場) |
マシン60分。 |
コメント
今週からマシン運動を60分。 目は痛い日と痛くない日がある様で、今は飼葉に消炎剤を混ぜて食べさせています。 水曜日に診療所の先生がチェックに来られ、大きな変化はないが、もう少しこのまま様子を見ることになりました。 マシンの運動中は静かで暴れるようなところもなく落ち着いています。 |
馬体重529キロ |
2019年1月25日 (ミホ分場) |
マシン60分。 |
コメント
目を痛がる様子が見られたので薬の量を増やしたところ、今は痛がる素振りもみせなくなりました。 毎週、水曜日に診療所の獣医師がチェックに来てくれており、『今の感じなら問題はないと思うので、もう少し様子を見ていきます』とのことでした。 しばらくは経過を観察していく必要がありますが、悪い方向には進んでいませんので、引き続きマシン運動で体を動かしながら様子を見ていきます。 マシン運動のみで元気が有り余っているので、怪我などに注意して動かしています。 |
馬体重527キロ |
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