これまで取り上げてきた仔達以外のその他の産駒の検討。
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グレースアンドグローリー10 牝
父ダイワメジャー 母父サドラーズウェルズ(Sadler's Wells)
生産:社台ファーム
誕生:2010年4月16日
厩舎:松永幹夫
募集価格:1,800万(一口45,000)
馬体重:466 体高:156 胸囲:176 管囲:20
初年度産駒で早速小倉2歳Sを勝ったエピセアロームを出したダイワメジャーの産駒。
この仔の母系は近親に東サラのG1馬レッドディザイアがいて、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS勝ちのベルメッツや、
アーリントンミリオン勝ちのドビュッシーなどもいる血統。
ディザイア縁のミッキーのところで、面白いと思うけど、
お母さん17歳時の8番仔・・・やはりこの年齢になってくるとわたし的にはねぇ
産駒も活躍馬がいないってのもね
母父サドラーズウェルズにダイワメジャーという組み合わせは、
アンライバルドの半弟で現2歳馬のインステイト(サンデーR:募集価格5000万)が同じですよね。
わたし的には唯一2勝しているフレンチデピュティ産駒のオースミマコや、
一つ上のゴールドアリュール産駒のトーセンオードリーなんかの配合の方が面白そうに感じたりして
トーセンオードリーはこの前9/17に芝1600mでデビューさせていたけど
この仔もダイワメジャーのパワーが上手く伝わってくれていれば、
どちらかというとダートでの活躍を期待したいところでしょうか。
サイズも大きくなりそうな感じがしますしね
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マルカフローリアン10 牡
父メイショウサムソン 母父サンデーサイレンス
生産:社台ファーム
誕生:2010年3月5日
厩舎:西園正都
募集価格:2,000万(一口50,000)
馬体重:463 体高:157 胸囲:174 管囲:20.2
新種牡馬メイショウサムソンを父に迎えた初年度産駒。
非サンデー系のサムソンに母父サンデーという近年の日本競馬における常套配合。
サムソンはノーザンダンサー系でもサドラーズウェルズを祖父に持ち、
母父にはダンシングブレーヴという構成で、
この仔は正統派?の配合で血統だけ見れば物凄く欲しくなる仔
お母さん9歳時の3番仔ってのも好感
一つ上のジャンポケ産はセレクトセールでロジ軍団の久米田氏が2000万で落札。
早くからダービーオーナーとなった久米田オーナーの相馬眼にかなったというわけですな
そういや初仔にあたるマルカゴクウって今年凄い使われ方してますよね。
5月から今月までの5ヵ月間で10戦。月2ペースは驚き
(ちなみにその5ヵ月間に500万クラスを10→10→9→14→2→10→7→8→7→4着
)
お母さんの全兄にはタイガーカフェ、全弟はフサイチジャンクとそこそこ知れた名が。
結構芝の中距離で渋い活躍してくれそうな予感も無きにしも非ず
次代を担う非SS系の種牡馬となりうるかもしれない父サムソン。
牡馬にしては値ごろ感もあり、楽しませてくれそう
できれば来年ぐらいまではしばらく様子見したい一頭ですね。
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ダンスオブザマンボ10 牝
父ロックオブジブラルタル 母父キングマンボ(Kingmambo)
生産:坂東牧場
誕生:2010年3月4日
厩舎:藤岡健一
募集価格:1,600万(一口40,000)
馬体重:426 体高:152 胸囲:171 管囲:19.5
お母さんはタタソールズのセールで15万ギニーで社台が買った繁殖。
その時にロックオブジブラルタルがついていて、その時の仔。
この仔は初仔になりますね
お母さん自身は未出走で4歳時の産駒になります。
お父さんの産駒はまだ日本でオオッとなるほどの活躍馬が出ていません。
初仔好きのわたしですがその点がイマイチで引っかかるんですよね~
名マイラーだったロックオブジブラルタルに興味がないわけじゃないんですけど。
ただお母さん自身はノーザンダンサーの5×5、ネイティブダンサーの5×5を持ち、
ミスプロ系で更に母系にダンシングブレーヴとサンデー系の種牡馬をつけると面白そう。
なので社台がつけたサンデー系の仔だと楽しめそうなんで、
再来年あたりにもし東サラで募集があれば注目したい繁殖です
(11年予定のフジキセキ産は無事生まれてるのかな?)
ということでこの仔は見送りです。
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ロリータ10 牡
父Smarty Jones 母父Lavirco
生産:社台ファーム
誕生:2010年2月3日
厩舎:松永幹夫
募集価格:2,000万(一口50,000)
馬体重:406 体高:155.5 胸囲:172 管囲:19.6
ドイツ血統のお母さんで7歳時の2番仔。
お母さん自身はドイツの3歳牝馬チャンピオンになったことのある馬だそうで、
この仔の兄フェアユースは社台レースホース(4000万募集)の馬で、今年勝ち上がって1勝しています。
母系は正直よくわかんない
お父さんスマーティージョーンズは2004年に無敗で米3冠を目指した名馬
最後の1冠ベルモントSが惜しくも2着でしたが。。。
2005年から種牡馬入りしていて日本での活躍馬はプロキオンSを勝ってるケイアイガーベラ。
ただそれ以外に目立った仔がいないんですよね。
でもこの値段の牡馬だと出資してもいいかなぁっと思わされます。ミッキーんとこだし。
まぁ兄が4000万募集だったのにこの値段って逆に勘ぐってしまう点もあるけど
あとは小ぶりな感じもちょっと気になりますね。それでこの値段になったとか?
おそらくダート路線を進むことになるんだろうし、今後の成長次第では面白いかもね。
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フレンドリー10 牝
父Hurricane Run 母父Lear Fan
生産:アイルランド産
誕生:2010年1月31日
厩舎:松田国英
募集価格:2,200万(一口55,000)
馬体重:488 体高:158 胸囲:185 管囲:20
この仔の兄姉はご存知07産レッドスティング(3800万)と09産レッドグロリア(2800万)。
共に松国さんとこで、この仔もそうなりましたね。
それぞれのお父さんの活躍は、
ホーリング
エクリプスS(2勝)、英国際S(2勝)、イスパーン賞
1996年欧州年度代表馬
ディラントーマス
愛ダービー、愛チャンピオンS(2勝)、ガネー賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、凱旋門賞
2007年欧州年度代表馬
ハリケーンラン
愛ダービー、凱旋門賞、タターソールズGC、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS
2005年欧州年度代表馬
欧州でそうそうたる活躍をした馬たち。
なので以前から興味はあるんだけど、値段がねぇ
フレンドリーの仔はマル外になるんで、輸送費等もあるんだろうけど。
なのでこれまで出資してみたくても値段が高いと思って、手を出さなかった。
で今年もう少し下がることを期待していたんだけど。。。あともう一声欲しかった
ハリケーンラン産駒は日本ではほぼ走ってなくて、日本適性は正直なんとも言えない感じ。
初年度産で未出走のロッコーオロシが種牡馬になってます。
上を出資している人には手ごろ感もあって出資し易いんじゃないでしょうか。
あと残るはキーンランド・セプテンバーセールで購入の外国産馬ですか。
グラスワンダーの全妹の仔やBCターフ勝ち馬English Channelの全妹だとか、
なかなか注目度高そうな仔たちが募集されますね。
「募集馬検討 その6」は
こちら