鬼塚氏のコメント「現時点における馬体の特徴と適正」ですが、
去年とかはダメなとこはダメ的な記載があって、
そういうのって本音で語ってくれている感があっていいと思ったんですが、
今年はそういうのがほぼ見受けられないですよね。
これはセールストークに徹するようになったんでしょうか?
さて次は不動のナンバー2ことキンカメと、
人気急騰中のスクリーンヒーローに、
(2017年度の種付料がキンカメ1000万に次ぐ3位の700万
)
そして初年度産駒が2歳戦で好調なロードカナロア産駒を検討です
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レッドアゲート16 牡
父キングカメハメハ 母父マンハッタンカフェ
生産:社台ファーム
誕生:2016年4月5日
育成:社台ンファーム
厩舎:高橋義忠
募集価格:2,200万(一口55,000円)
馬体重:435 体高:153 胸囲:169 管囲:21.3
今年東サラ募集で唯一のキンカメ産駒。
お母さん11歳時の5番仔になります。
チラっと以前に書いた記事、
『
東サラ16年産募集 レッドはレッドでも。』
でも言いましたが、それほどこの仔に興味を持てていないのが素直な感想。
キンカメは数年前体調がよろしくなく種付け頭数が減っているので、
(種付頭数 '16:151、'15:108、'14:143、'13:81、'12:251、'11:266)
募集されれば出資する貴重な機会になりつつあるんですけど、
この仔の近親があまり目立たないのが、どうもわたし的にはねぇ
ただ高橋厩舎だと厩舎のHPで馬体とかの写真や動画が見れるのが良いんですよね~
そういう情報発信が少しでもあるんで、一口馬主で結果だけでなく、
普段の様子を見守るのも好きな方にはお勧めの厩舎。
先生のコメントにもある通り五代母のモンテホープからの縁もあったりするし、
あと半姉ピンクアゲート(父ワークフォース 12戦1勝)が高橋厩舎所属で、
この血統を担当した経験もあります。
近親の戦績を見てるとやっぱりダートでコツコツタイプだと思うので、
どれくらい価格が抑えられるのかが焦点でしたが、
キンカメ(種付料800万)の牡馬でこの価格は比較的抑えられましたねぇ
逆に何かあるのか勘ぐってしまうほどですが、
まぁまだそれほど結果が出てない繁殖ですんでね。
あとミスプロの3×4ってクロスはどうなんでしょうねぇ。
リエノテソーロみたいに芝ダートで活躍
みたいなんは理想ですけど。
キンカメ×母父マンカフェで6頭中3頭勝ち上がりってまるで50%もあるみたいなことが、
配合診断に書いてますがディザイアの子供なんかがその1頭になるわけですが、
いずれも1勝馬でパッとしてないんで、配合魅力もそこまでない気がするのは気のせい
それと前脚の運びが若干外弧歩様っぽいのが気になるのと、
写真では見えない背中の反対側の皮膚はどうしたんでしょうね?
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トゥーピー16 牝
父スクリーンヒーロー 母父Intikhab
生産:ノーザンファーム
誕生:2016年3月27日
育成:ノーザンファーム
厩舎:藤原英昭
募集価格:4,400万(一口110,000円)
馬体重:393 体高:151.5 胸囲:167.5 管囲:20
14歳時の9番仔。
以前、
『
東サラ16年産募集 セレクト5000万馬』
の記事で触れていたように、
昨年のセレクトセール当歳セッションで3600万したお馬さん。
で、やはりスクリーンヒーローの牝駒にしてはいい値段します
確かにモーリスやゴールドアクターの活躍で、
スクリーンヒーローの価値がドンドン高まってきていますし、
お兄さんたちの活躍を見てると牡馬なら間違いなく人気しそうな仔で、
興味はもの凄くあるんですが、ディープ牝駒なみのこの価格が
わたしはこの価格ならやっぱりレジュールダムール16の方に行っちゃいますかねぇ。
しかも数を使わない藤原厩舎ってのもどうでるか。
小柄な雰囲気ですけど、パワーはありそうでまとまった感じの馬体で、
歩かせているところの繋ぎの感じは長さ含め良さそうに見えました。
まだ小柄で歩様が軽いというか細かいというかセカセカ感があり、
今後その辺含めどうかわってくるか
スクリーンヒーローへの期待(ジャイアントキリング的なマイナー馬の活躍)と、
どうしても牝馬でこの価格ってのが自分の中で折り合いつけばって仔ですね。
○
ライラッククイーン16 牝
父スクリーンヒーロー 母父Law Society
生産:社台ファーム
誕生:2016年4月7日
育成:社台ファーム
厩舎:大久保龍志
募集価格:1,400万(一口35,000円)
馬体重:396 体高:154 胸囲:166 管囲:19
スクリーンヒーローのもう一頭の募集牝駒で、お母さん18歳時の7番仔。
スクリーンヒーローの種付料は当時(15年時)は100万円(受胎条件)、150万円(出生条件)でしたが、
翌年は300万(受胎条件)、で今年700万(受胎条件)と物凄い勢いで高騰しています。
ただスクリーンヒーロー産駒に出資してみたいとは思うし、
お母さん自身がビウィッチSっていう米のG3勝ち馬で、
独オークスでも2着している実績馬ですけど、
この仔の兄姉たちは、
'07 牝 ライラックパンチ (父フジキセキ) 13戦0勝
'08 牡 ヒラボクラッキー(父タニノギムレット) 9戦0勝
'11 牡 ヘルツフロイント(父ハーツクライ) 25戦4勝
'13 牝 キャプテンヴォーグ(父キャプテントゥーレ) 6戦0勝
'14 牝 アルバシュルク(父ダイワメジャー) 4戦0勝
'15 - (父スウェプトオーヴァーボード)
'17 - (父ダノンシャンティ)
グリーンファームのヘルツフロイント以外はまったく走ってないんですよねぇ
高齢時の産駒ですし、どうも惹かれるものがないかなぁっという感じです。
トゥーピー16と同じように小柄な感じではありますが、
どうもパワーって点では劣っていそうな雰囲気で、価格なりなのかもしれません。
ダート馬だとは思うんですけど。
○
フレンチノワール16 牡
父ロードカナロア 母父フレンチデピュティ
生産:社台ファーム
誕生:2016年3月25日
育成:社台ファーム
厩舎:安田隆行
募集価格:2,000万(一口50,000円)
馬体重:454 体高:153 胸囲:173 管囲:20
お母さん11歳時の4番仔。
お母さんは26戦4勝と準OPまで勝ち上がったレッドの冠名がつかない初代東サラ馬。
ダートで活躍していたお母さんに2番仔のフィルムフランセもダート。
お母さんの兄弟もだいたいダートで活躍しているし、
さてこの仔もダートでしょうかねぇ
というかダート血統の母系だと思うんで、
中途半端に芝適性とかになると初仔のレッドエトワールのように、
芝でデビュー勝ちしたもののその後ダート使っても、
まったくパッとしなくなるというような可能性もなくもないかも。
ただカナロアの産駒でいいスピードが受け継がれれば芝でもって思いもなくもない
繋ぎの造りは芝でも全然大丈夫そうに見えるしね。
短めの距離が適性でしょうし、そうなれば安田厩舎ってのも合ってるでしょう。
カナロアの初年度産駒が2歳戦の早くから走り始めて結果も出てるし、
今後人気高まってきそうな気配の中で、牡馬でこの価格なら好意的に捉えられるし、
トモのボリューム感や現時点で450キロ越えの馬体も大きくなってきそうで、
ダート馬として非常にいい傾向に捉えられるんで、
今のところ積極的な様子見馬として見守りたいとこです
どうでしょう。早め売れたりするのかなぁ
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シルバーフォックス16 牝
父ロードカナロア 母父クロフネ
生産:ノーザンファーム
誕生:2016年2月29日
育成:ノーザンファーム
厩舎:松田国英
募集価格:2,600万(一口65,000円)
馬体重:454 体高:157.5 胸囲:174 管囲:20
うるう年の2月29日に生まれた貴重な仔
以上です。
ていうのは冗談で、お母さん8歳時の3番仔になります。
ブラックタイプにトゥザヴィクトリーの名が連なる良血。
昨年募集されたレッドシャーロット(2400万)の全妹です。
シャーロットは
募集時の写真見た時にトモの造りが凄く目立つ仔でしたよね。
シャーロットは1月生まれで募集時は430キロ台で、
今も競馬で450キロ付近で走っていますが、
この仔はもう454キロあり、まだ大きくなりそうな気がします
芦毛ってのもあるかもしれないけど雰囲気的にはあまりお姉さんに似てないのかな?
脚が長めなんでカタログに記載ある通りスプリンターというよりはマイラーになるのかも。
お姉さんが2戦目で勝ち上がったように仕上がりは早いかもしれません。
この血統で芦毛って愛馬アリオンくんとリゲルSで接戦を演じた叔父のトリップを思い出しますし、
走ってきそうな気はするんですけどねぇ
わたしは以前ロザリー嬢でお世話になり、
東サラではあまり結果が伴わない松国先生のところで、
その辺がやや判断に迷うところであります。
まだまだ成長途上のように思うし様子見して成長を見守りたい仔なんですけど、
カナロア産の2歳戦の様子からも価値が上がってきそうだし、
全姉シャーロットの勝ち上がりもあり先行で埋まるんでしょうか?
この中ではやはりカナロアの2駒に目が行きますかね
フレンチノワール16はわたし的には結構気になる存在ですが、
世間一般的にはどうなんでしょう