2017年1月4日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日は坂路にて併せ馬で追い切りました。 外エッジースタイル強めに0.2秒先着 ※今週7日(土)京都9レース・3歳500万下/福寿草特別(芝2000m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。 |
CW | 助手 | レッドコルディス | 12/29 84.0-67.7-53.0-39.1-12.2 | 一杯 |
坂路 | 藤岡J | レッドコルディス | 01/04 54.8-39.7-25.5-12.5 | 仕掛け |
藤岡康騎手コメント
仕掛けたときに反応してギアが上がるのを確認できたので、それ以上は無理をしませんでした。 とくに残り2Fからの動きはなかなか良かったです。 新馬戦のときから目に見えて良くなったとは感じませんでしたが、僕が跨ってからもどっしり歩けていたようにメンタル面の成長は感じました。 今回は久々のうえに強敵揃いと厳しい条件ですが、レースや追い切りの内容を見ても平均点が高い馬なのは明らかなので乗り越えてくれるでしょう。 小脚は使えないタイプなので前に行って競り合いに持ち込みたいです。 |
助手コメント
カイバの食いはいいけど、かなり細く映ります。 骨格にあった体重とは言えませんが、レースを目前に控えたなかで体重を気にしすぎると調教を加減することになってしまうので、現時点ではこれがこの馬の動ける体だと思って進めています。 実際、年末29日にCウッドコースで追い切ったときの直線の動きが抜群によかったですからね。 その前の週より全体時計は遅くなりましたが、反応してからの伸び方や全身の使い方、それに迫力など内容の濃さは先週のほうが上でした。 状態は日に日に良くなっていますよ。 単走でも動きますが、併せるとより根性を発揮してくれるのでレースでもそういった展開になるといいですね。 |
2017年1月5日 (高橋忠厩舎在厩) |
昨日の午後から熱発を発症したため今週の出走を取り止めることになりました。 |
高橋忠調教師コメント
きのう(水)午後、熱が39度6分まで上がり、食欲もガクッと落ちてしまいました。 獣医師に診てもらったところノドの炎症からくる熱発ではないかとのこと。 以前からノドに弱点がある馬ですが、追い切って体力が落ちたところで菌が活動し始めたのかもしれません。 定期的にノドを消毒するなど予防はしてきてたのですが・・・。 きのうから補液を行って様子を見ていましたが、熱は昨夜の時点で38度2分、けさは7度8分まで下がり食欲も戻ってきました。 熱は一過性ものでしたが、今も四肢が浮腫んでおり、肺音もまだ正常ではないようです。 獣医師によると悪化すると肺炎に罹る可能性があるため、少しの間は無理せず静養させる必要があるとのことでした。 このような状況ですので大変申し訳ありませんが、今週予定していたレースへは投票せず、出走を見送ることにしました。 今後については体調の回復を待って判断させていただきます。 |
2017年1月11日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日はCウッドコースにてキャンター調整を行いました。 |
高橋忠調教師コメント
先週末から乗り出しましたが、四肢の浮腫みは解消し、体調も安定しています。 次走は1月28日の京都9R(梅花賞/芝2400m)に向かう予定。 ただ、その日藤岡康騎手は中京で騎乗することになっているため武豊騎手に依頼しました。 |
助手コメント
日曜日に角馬場を駆け足で、きのうは坂路を1本、そしてきょうはCウッドコースを1周しました。 カイバは食べていて体温も安定、今のところは順調ですよ。 ノドの状態は毎日獣医師にチェックしてもらっていますし、調教後に全身を洗うのを控えて、汗がひいて乾いてから入念にブラシをかけるようにしています。 また、首まで保護できる馬服も注文しました。 免疫が落ちて風邪をひかないよう、今後は先手、先手で対応していきます。 来週で1週前になりますが、そこで急に時計を出すとまたガタッとくる可能性があるので準備段階としてあす時計を出すかもしれません。 |
2017年1月12日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日は坂路にて追い切りました。 |
坂路 | 助手 | レッドコルディス | 56.9-41.3-26.9-13.3 | 馬なり |
助手コメント
熱発の予防策としてきのうから首まで覆うことができる新しい馬服を着用し始めました。 これで1月、2月の厳冬期を乗り越えられればと考えています。 もう一つの策として、きのうノドの炎症を抑える注射を打った上できょうの追い切りを消化。 このほかにも毎日のように獣医師に診てもらうなど治療もできる限りのことはやっているので、これ以上ノドが悪さをしなければいいですね。 追い切りの動きは相変わらず良かったですよ。 手綱を放せば飛んでいってしまいそうなほどの行きっぷりでした。 持っているものはいいので、その能力をレースで発揮させてあげたいです。 来週の1週前追い切りは加減せずしっかりやることになると思います。 |
2017年1月18日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日はCウッドコースで調整しました。 |
助手コメント
この中間も順調に調整しています。 熱もカイバの食いも安定していて体調面の不安はありません。 先週金曜日に診療所でノドの内視鏡検査を行いましたが、痰が少し見つかった程度でノドの形状は悪くないということでした。 獣医師によると今は成長途上で体質も弱いのでノドの荒れと上手く付き合っていく必要があるが、古馬になれば影響を受けることもなくなるだろうとのことでした。 1週前追い切りはあすです。 坂路かCウッドコースかは決めていませんがいずれにせよ併せ馬になると思います。 |
2017年1月19日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日はCウッドコースにて併せ馬で追い切りました。 外ザモンゴメリー一杯を6Fで0.9秒追走、3F併せで併入 |
CW | 難波J | レッドコルディス | 85.3-68.8-53.3-39.2-11.7 | 一杯 |
高橋忠調教師コメント
レースの1週前で熱発するのを怖がっていてもどうしようもないので追い切りはしまい重点でしっかりやりました。 少しだけ前に出られましたが、それなりに負荷をかけられましたし、内容はよかったと思います。 来週の追い切りは武豊騎手に跨ってもらうかもしれません。 |
助手コメント
きのうノドの炎症を抑える注射を打ってきょうの追い切りに臨みました。 2、3馬身後ろから進めて直線は併せ馬。 しっかり動かしてもらいましたが、前進気勢十分で追ったら追った分だけ伸びていく感じでしたね。 騎乗した難波騎手は『跨ったのはデビュー戦の前以来でしたが、思っていた以上に成長していてよく動けていました』となかなかの評価をしてくれました。 正直なところ取り消し前の方が調整は順調だったので、状態も上だと感じていましたが、きょうの追い切りを見て不安はそれほど感じなくなりました。 あとはケアを徹底して熱発を予防できればと考えています。 |
2017年1月25日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日は角馬場でキャンター調整でした。 |
高橋忠調教師コメント
予定ではきょう武豊騎手を背に追い切る予定でした。 ところがきのうCウッドコースでのキャンター調整を終えて減速していたところ物見をして、騎乗していた助手が落馬、放馬してしまいました。 馬はカラ馬の状態で2周ほど走ってしまいましたが、幸いどこもケガすることなく捕まりました。 でもきのうの調教メニューのほかにカラ馬でも距離を走ってしまったので、きょうの追い切りを取りやめ、あす厩舎スタッフで追い切ることにしました。 ご心配をおかけして申し訳ありません。 |
助手コメント
止め際にコース脇の積もっていた雪に驚き、右へ90度逃げてしまって対応できませんでした。 厩舎に戻り落ち着いてから獣医師に診てもらいましたが、心音も体温も正常。 咳をするなど変わった様子はないので問題ないとのことでした。 カイバも朝昼晩3食とも食べているようにその部分についても影響がなかったようで安心しました。 あすの追い切りを予定通り終えて無事にレースへ送り出したいです。 |
2017年1月26日 (高橋忠厩舎在厩) |
本日はCウッドコースにて追い切りました。 |
CW | 助手 | レッドコルディス | 50.9-37.1-11.8 | 馬なり |
高橋忠調教師コメント
追い切りは無事に終えることができたので、あとはレースに無事に送り出せればというところまできました。 2回ほどご迷惑をおかけしているので。ここからも慎重に進めていきます。 武豊騎手には1走目はこんな感じでしたとは伝えますが、そこは豊さんですから返し馬でどういう馬なのか特徴をつかんでもらえるでしょう。 まだ2走目で経験不足。 大きなことは言えませんが能力の高さでクリアしてほしいと思っています。 |
助手コメント
もう出来あがっているので追い切りは半マイルで気持ちの面を調整する程度の内容でした。 単走の予定だったので前半は近くにいた馬とは距離をおいていましたが、手応えがよかったので併せ馬をしていた他厩舎の2頭にさりげなく寄っていって直線は3頭併せに。 そこからはアクションを起こさず我慢しながら抜かしました。 力みはなかったですし、手応え通りの動きでいい感じでしたよ。 追い切りの感触から放馬した影響をまったく感じなかったのでこの馬の能力を信じて送り出したいと思います。 |
2017年1月28日 (高橋忠厩舎在厩) |
感冒のため、本日のレースは取消ました。 |
高橋忠調教師コメント
きのう昼の時点で7度6分だった体温は20時半で8度、深夜2時半には9度まで上がってしまいました。 熱はその後も下がらず、けさ6時すぎでも8度8分くらいあったので急患で獣医師を呼んで診てもらいました。 獣医師は『咳はしておらず肺やノドに気になるところはない。四肢もすっきり見せていてフレグモーネの症状も見られません。一過性の高熱だとしても輸送もあるし、レースへの出走はや取りやめるべき』とのことだったので、予定したレースは残念ですが取消させていただきました。 きょうのレースを楽しみにされていた方も多かったと思います。大変申し訳ありません。 これまで獣医師や厩舎スタッフとできることは全部やってきたつもりでしたが、今回も防ぎきれませんでした。 熱が上がっているので夜に与えた分のカイバは残していましたが、それ以外は風邪の症状も見られず、正直なところ原因がわかっていません。 今後どう対処していけばいいのか考えていますが、隠れた病気もあるかもしれないので、まずは診療所でできる検査は全部やってもらいます。 あとは時間薬もあるはずなので目標を立てず、時間をかけて薬も抜いて免疫力の回復を待つしかないと思っています。 検査結果などはまた改めてご報告させていただきますが、きょうのレースに出走できなかったこと重ねてお詫びいたします。 |
高橋忠調教師コメント(19時30分 追記)
再三に渡ってレース回避という結果に至ってしまったこと大変申し訳なく思っています。 経過をお伝えしますと、朝に弱い抗生物質入りの静脈注射をしたところ、熱は午後になって8度1分まで下がりました。 朝と昼に与えたカイバは完食するなど回復の兆しも見えてきています。 熱発の原因はどこにあるのかを突き止めるため血液検査も行いましたが、数値自体には何の問題もなく、検査結果を見た競馬会の獣医師もなぜ熱発したのか不可解だと首を捻っていました。 油断せず、あす以降も獣医師の診察を受けますが、このまま体調が安定していれば仕切り直しのため、次の火曜日に宇治田原優駿ステーブルへ移動させようと考えています。 |
2017年1月31日 (宇治田原優駿ステーブル) |
高橋忠調教師コメント
先週末に多大なご迷惑ご心配をおかけしましたこと改めてお詫びいたします。 その後の熱は平熱の37度8分あたりを推移しており、元気になった証拠に人が近づくとふなゆすりをしています。 ここからは日にち薬ということになると思います。 きのうの獣医師の所見によるとノドの炎症が少なからず影響しているのではないかということでしたが、熱発するまでは問題なかったので・・・。 まだ成長途上で体力不足ということもあるのでしょうね。 これ以上獣医師に診せることもないですし、今は寒さが和らぐの待つという状況なので、本日、宇治田原優駿ステーブルに移動させました。 牧場側とは事細かに情報を共有できているので誤算なく対応してくれるでしょう。 今後はできるだけ治療しない形で競馬に持っていけるようになるところまで変わってほしいです。 暖かくなってから再始動させたいので復帰は早くて4月になると思います。 |
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