源太郎のブログ

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「フォトエッセイ」

2020年05月05日 | 写真

和歌山県・御坊市のJR西日本の紀勢本線・御坊駅は

市街地の中心地からはやや離れた場所に位置している。

入り乱れた誘致合戦の結果、そんな事になったのだ。

敗れた方は、対抗措置として、御坊駅設立2年後の

1931年、「御坊臨海鉄道」引いた。その鉄道も

1973年、買収により「紀州鉄道」となり現在に

至っている。「紀州鉄道」は日本一短いローカル私鉄

として知られ、距離は2.7km、気動車3両で営業

している。不思議な事は、営業係数367(2010年度)だ。

100円稼ぐのに367円の費用が掛かる事を意味している。

なんでそんな鉄道が営業しているのか些か不思議だが、経営者は、

鉄道を運営している、と言うブランド効果や広告宣伝費、

との思惑があるに違いない。駅は、御坊駅と終点の西御坊駅の間に、

3駅あり、その一つが珍しい名前の「学門駅(がくもん)」だ。

始発から終点まで所要時間8分、料金180円となっている。

因みに、本社は東京の中央区にある。私が西御坊駅から乗車した時、

乗客は、私以外に一人だけであった。

1972年当時の「西御坊駅」