夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

ジャパン・レクイエム:Requiem Japonica(36)

2005-09-27 | tale
 そんなふうに三姉妹の確執を歯牙にも掛けずに、彼はレクイエムのことを考えていた。正月の決心や童に期待されていることが関係したのかしないのか、いずれにしても『怒りの日』の残りの部分に手を付けることにした。第12節から第16節までを三管編成ながら渋めのオーケストレーションで、バスとソプラノの二重唱とし、第13節をこの部分の頂点としてリフレインさせた。第17節以降はうって変わって、地鳴りのような低音 . . . 本文を読む