題詠:橋 2006-07-15 | poetry 橋 その街にはたくさんの橋が架かっていて ぼくらはどの橋の上で会うか いろいろ話し合うのが決まりだった わざわざ遠回りするようなこともあった 急いでみたり、ゆっくり歩いてみたり 君のことを考えたり、川の表情を眺めたり さまざまな形の橋が ぼくの気持ちに語りかけるようだった 長すぎる話の後に ぼくは君と別れて、その街を出た 列車が赤茶けた鉄橋を渡るとき 全部の橋が一瞬見えて ぼくの後 . . . 本文を読む