夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:ねずみ花火

2006-07-26 | poetry
   ねずみ花火  それはキライなの やめてってば 怒るよ、マジで うん、捨てちゃおうよ 小学3年のときにさ 好きだった男の子が あたしの背中に入れたのよ 火が点いてるなんて思わずに 大変な騒ぎになって その子はすごく叱られて あたしも自然にふるまえなくなって 一緒に遊んだりできなくなったんだ 花火ってなんか昔のこと思い出すね 今こうしてることも いつか思い出すのかな って、何? そのシ . . . 本文を読む

題詠:ブルー

2006-07-26 | poetry
   ブルー 空が海になって 海が空になった日に あたしは浜辺に行った 魚を咥えたかもめが舞い降りて 波の音が落ちてくる 空に手を浸すと ミントのようにひんやりしてる 雲が流れてきて あたしの瞳を横切って行く 砂時計のようなグラスに入った カンパリ・ソーダがひっくり返ると 短い夏のにおいがして 太陽が透けて見える 海に吸い込まれていった . . . 本文を読む