夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:砂漠に吹く風

2006-01-31 | poetry


   砂漠に吹く風

かつて彼らは「インディアン」と呼ばれた
それは侵略者たちが世界を
とても狭いものだって思っていたからなんだ
自分たちの心で測っていたんだろうか

彼らは文字を持たなかった
野蛮で劣っているから、殺されていった
文明の力で?
銃と馬と、何より病原菌の力を
そう呼ぶのだろうか

もう過ぎてしまった話なんだ
心はずっと広くなったよね?
文明はもっと進歩したよね?
乾いた砂漠に吹く風は教えてくれるだろうか




*「ウィンドトーカーズ」っていう映画と「銃・病原菌・鉄」っていう本がもとになっています。



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