夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:花曇り

2007-04-02 | poetry
   花曇り

曇り空の下に満開の桜が沈んでいる
冬に温かかったり、春に寒かったり
あなたに振り回されたあたしのように
ちょっとすねたように咲いている

もう来週には散っているかしら
また来年になれば咲くさ
そんなことここで言うなんて
今の花にかわいそうじゃない
昔のあたしならそう言ったかな

蕾が膨らみ、色づき、ほころび
ほんの一輪、二輪、晴れの日、雨の日
満開の日には風が散らしていく
花びらが土に還る前に
知らん顔した葉っぱに覆われる

目の前に広がる桜を見上げながら
夢のような日々を思い出す
湿り気を含んだ花びらは
あたしの重い心に落ちて来る



  

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2 コメント

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花曇りって (ぽけっと)
2007-04-02 21:57:55
言葉自体がはかないですよね、桜が咲いている間だけの超期間限定。
今日はたまたま花曇りでしたが(だからこの詩ができたのかなw)私も曇り空の下の満開の桜って何だか寒々しいなあ、と思いながら眺めていました。
すねたように、てそうかも知れませんね。
超期間限定なのに、どうして私を一番美しく演出してくれないの?って言わんばかりです。
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ここだけの話w (夢のもつれ)
2007-04-02 22:31:46
ご明察のとおり、いただいたテーマを考えながら今朝歩いてて思いついたものです。

でも、最初は「曇り空の下の桜」というまんまのタイトルで、次は「去年の桜」っていうおじんくさいタイトルで、そのまた次は「花風」というまんまaikoで、それをちょっと変えたんでした。……ホントにタイトルを考えるのが不得意だなって思いました。


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