夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:石榴

2006-05-21 | poetry


   石榴

あたしはおかしいのかもしれない
他の男と寝た後に
あなたのところに行きたくなる
真夜中にタクシーを拾い
ぶっきらぼうに行き先を告げて
すぐにシートで眠ってしまう

短い夢を見る
硬くて青い皮がはじけ
ルビーのような実がこぼれ落ちる
かじりつくと酸っぱい味と
赤い汁が唇を彩る

あなたは待っていたように
白い歯を見せて微笑み
あたしをベッドに迎え入れ
肩にかじりついて歯型をつける
痛みに震える体の奥まで開かせて
何かを探すような目を近づける




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2 コメント

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確かに (いちご)
2006-05-24 09:43:24
ざくろて色々なイメージがあります。

血の味とかも言われますよね

この詩の女性は。。。

魅力的な人ですね

でも、元気な人なのですね。



私もこういう女性のような空気を纏いたいものです
返信する
元気ですね。。 (夢のもつれ)
2006-05-24 12:33:16
深夜にはしご(何の?w)するなんて元気だと思います。実に。ざくろパワーかな?



このとおりのことをやってるとなんだかなぁですが、そういう空気を纏ってるっていいかもって気がしました。
返信する

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