
図書館で借りたDVDです。その昔、「ハイウェイ・スター」をラジオで聴いたとき、そのスピード感と荒々しさにものすごく興奮したものです。それまでこんな音楽は聴いたことがなかったように思いましたし、日本の音楽が彼らに追いつくのに20年はかかると痛感したものです。そのとおりでしたけどw。
このDVDでは、昔のメンバーやエンジニアが”Highway Star”や”Smoke on the Water”といった名曲を収めたアルバムについて、当時の裏話を含めて解説してくれ、懐かしいと同時に彼らのレヴェルが今のイギリスやアメリカの音楽シーンより高いものがあることがわかります。ギターのリフやキイ・ボードのソロの説明で、モーツァルトやバッハやべートーヴェンの名前がポンポン出てきて、例えばクロマティック(半音階的進行)なメロが目立たない形で使われていることが明らかになります。彼らの音楽は、R&Bやロックだけでなく、かなり深いクラシックの知識を背景にした部厚いものだったのです。
でも、そんなふうに解説するしっかり太って中年から初老にさしかかった彼らよりも、時折インサートされるかつてのディープ・パープルのライヴ映像のカッコいいことw。それは別にノスタルジーだけではないでしょう。イアン・ギランの若々しいハイトーン・シャウト、リッチー・ブラックモアのギターを振り回しながらの正確無比なリフなどなど、ヴァイタルな勢いとインスピレーションに満ちた演奏は、ハードロックが生きていたことを如実に示しています。死骸のような継ぎはぎだらけのコピー・サウンドしかない現在ではなおさら。……
このアルバム、持っています。当時のライナーノーツなら「ロック界の金字塔」と表記するであろう名盤ですね。
確かに「ロックの金字塔」なんて表現が「新譜ジャーナル」とかの雑誌に多かったですね。今考えればイギリスに行ったこともないようなお兄ちゃんが適当に書いてたのを一生懸命読んだりして。
5/21のブログを見ていただければおわかりのように、私はT.REXとかをフォローするのが精一杯でした。
\2,200→\2,300→\2,500→\2,800→CD
このような価格帯と運命をたどったように記憶しています。この頃、輸入版や海賊版の専門ショップがあって、\1,500や\1,800でLPを売っていたんですよね。1ドルが360円の時代になぜこんなに輸入品が安かったのでしょう(笑)。訳詞が付いてないだけで…(笑)。
Tレックスはあまり知らないんです。それが恐竜名だということと一致したのも後年のことで…。そうだと知っていたら間違いなくファンになっていたと思います(笑)。
おほんw、T.REXは、元はティラノザウルス・レックスって言って、メジャーデビューするときに短くしたんですよ。記事の画像は「電気の武者」ですけど、アルバム的にはその後の"SLIDER"が全部シングル・ヒットできそうなほどpopで、みーはーな私は好きですね。
その専門店ですけれどもね…。店内に20分いると退店を婉曲に勧告されるんですよ(笑)。店の外にはそういった趣旨の張り紙がありました…。ヤバイ店だったのか、店主のナニガシカの頑固がそうさせたのか(笑)。
いやぁ、爪の先に火を灯すようなLP購入ですよ(笑)。たしか \3,300という価格もあったような気がしてきました…。いちばん多く買っていたのは \2,200のときだったと思います。わりあいかさばりますが、処分はできないですねぇ。一応、ホコリかぶってます。
私は2500円か、2800円って感じでインプットされてます。タマゴだってもうちょっと値上がりしてるでしょうにね。
もちろん処分はできませんが、手元にも置く場所がないので、実家とかにある、、、はずですw。
こんばんは。
「ドン・ジョヴァンニ」の記事へトラックバックいただいた者です。ありがとうございました。
ディープ・パープルは、その後これを乗り越えるようなグループは出てこない、そういう絶対の存在でしたね。
クラシック以外にもあれこれ聴いてきました・・・ツェッペリン、ジミヘン、クリムゾン、L.ロンシュタット、ELP、ピンク・フロイド、クラフトワークなども好きでした。
なお、勝手ながらリンク設定をさせていただきましたので、連絡申し上げます。
ジミヘンのギターを歯で弾くのとか、燃やしちゃうのとか、今でもカッコいいなぁと思います。クラシックでもどうせ取りえがないなら、それくらいやる人いませんかね。