夏休みにやりたいこと

　明日から月曜日まで夏休みです。東京を離れてＰＣのないところに行く予定なんで、月曜か火曜までブログもお休みにします。みなさんもお休みにする人が多いでしょう。休みなんか取れないって言う人も中にはいるでしょうが、交通機関や観光業の人はかえって忙しいくらいですから、そういう人のことを思ってあきらめましょう。

　さて、夏休みをのうのうと取ろうとしている私ですが、何をやりたいというほどでもありません。日頃あくせく働いているんですから、ゴロ寝してればいいんだろうと思います。ではまた……。








　冗談です。根が貧乏性というか、アマノジャクというか、仕事しなきゃいけないときにはサボることばかり考えてるくせに休暇には何かやりたくなるんですね。とりあえずブログの記事を書きためたいなって思います。というのもネタがけっこうたまってるんですが、時間の余裕がなくてなかなか書けないでいるんですね。それを予告編としてお届けしたいと思います。ただし、あくまで予定なので将来記事にならなくても非難しないでください。いろいろあるんだなと大人の度量で受け入れるくらいでなければ「ちっちぇ」と批判されてもやむをえないでしょう。ましてや記事の順番なんか下記のとおりになったら驚いてもらいたいくらいです。

　さて、まずは読み終えた本の感想文のようなのがあります。私が感じたことの核心を書いちゃうとそれこそ書く意欲がなくなるので、その手前で書きます。……何を言いたいかというとおバカっぽいことを書いてるようでも、さらにバカバカしいことを考えてるんですよということです。

「芸術家Ｍができるまで」森村泰昌：泰西名画や女優に扮して写真を撮ってる著者の自叙伝のような本です。悪ふざけか変な趣味のようですが、ご本人はとてもマジメで「モノ作り」って大変なんだなと思いました。

「唯幻論物語」岸田秀：「本能が壊れた動物である人間は、現実に適合できず、幻想を必要とする」という唯幻論を唱える著者のこれまた自叙伝ふうの本です。心理学とか精神分析学は人の心を客観的に描写するようなものではないという考えに共感しました。なんせ心理テストとかって人をなめたようで嫌いなもんで。

　この２冊はうまく社会に適応できなかった著者が適応できなかったモノ（あえて言えば病気ですが）によって、社会に受け入れられたという点で共通するものがあるように思いました。

　ついでに今読んでる本の中で（家用にハードカヴァー、通勤用に文庫・新書と分けてます）、書こうかなって思ってるのが「自然界における左と右」マーティン・ガードナーです。これは「なぜ鏡は左右を入れ替えるけど、上下は入れ替えないのか」という誰でも考え込むことがらを発端に偶奇性パリティ非保存などなどまで、およそ左右に関係することは何でも論じようとしたものです。ずっと前から気になってた本ですが、なんせ分厚いし、高いのでそのままになっていたのを先日、図書館で見つけて借りました。利き腕の話（「わたしの彼は左きき」も出てきます。わからない人はお父さん、お母さんとの会話のきっかけにしてくださいｗ）くらいまで読んで、いよいよ素粒子論に入るところです。

　次は音楽です。ずっとオペラについて書いてないので「パルジファル」を衛星放送でやっていたのをネタに書こうと思ってはいました。しかーし、第１幕まで見てほぼあきらめてしまいました。……だって、つまんないんだもん。先日、とある映画で散々けなしたことを書きましたが、読んでて不愉快になった方も多かったと思いますし、書いてる私も不愉快なんでできるだけやりたくないんですね。こう見えてもｗ。ヴァーグナーの作品ってタイミングが合わないとダメなのかもしれません。他にも録画するだけ録画してそのままのオペラってけっこうあるんで、せっせと見てその気になったら書きます。オペラ以外でもどうも最近書きたくなるようなＣＤにめぐり会ってないですね。ちょっとさびしいです。

　でも、いちばん書きたいのは物語です。童話はちょびちょび書いてるけど、大人向けのはずっと書いてないですからね。物語って空中からモノを取り出すようなものなんで書き始めるまでが大変ですが、滑り出すと楽しいんですよね。なんかネタがないかな、いやあるけどどうやって料理したらいいかな、いやそんなんじゃダメだって……って感じで詰まってます。ふにゃあ。

　ということで最後は独り言の泣き言になってしまいましたが、まあそんなに長い休暇でもないんでゴロ寝でもして来ますよｗ。