もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

八月も後一日に(^-^)

2011-08-30 04:17:54 | Weblog

 

夕陽の差す窓辺りで

帰って行く蜻蛉の群れを眺めながら

雪が解け

゛春になったら゛

゛春になったら゛の呼びかけ

 

裏には花が咲きみどりいっぱいの楽園

蝶が飛び蟻は汗を掻き掻き荷を運び

丸々太った蜂が

花から花へ秋の充実の蜜探し

通り

゛夏になったら゛

゛夏になったら゛

祭りを潜り盆になったら

待っていた8月も後一日になる

日照り続きの暑の厳しさを潜りぬけて来た

朝夕の気温の落差に

ふと過ごしてきた過程に物心する

初夏を告げた草むらのキリギリス、チキチキバッタ

孫の夏休みも終え

すつかり鳴き声も消えた

季節は徐々に枯れて行く干し草の中

月光の下で

ころりころころ切なげに鳴く

コウロギのあやしは

万物土壌に戻るよう

厳しい冬になる備えのサイン

 秋炎秋炎

軒に吊るした風鈴には

未だ風も無く

色褪せて寺の方向く鐘の音

゛ゴーン(^-^)ゴーン゛と

秋の入り日を意識する

長閑な充実の日々も

後二カ月もすると又出会いの雪

時めいた煌めいた園生に

又新たな出会いの冬

゛雪が降る゛

゛雪が降る゛

辺りは白いクレッパスで消されて行く

 

窓辺りの呟きに

振り向けば

朝のみそ汁の具材が

裏庭で微笑んでいる

残暑の朝の労いに

パッと散らした椀の中

みどりの膳がエネルギッシュに盛られて行く