がまんに我慢
不安を抱えたこの世の痛みが
私に付き纏った
首が痛い毛髪が痛い左脇腹、左背か左耳
左ばかりが
ちくちくちくと痛む
耐え切れず常備薬を飲んだ
一夜明ければ
あ~ら(;_;)あれは何だったのだろう
この世の不安も痛みも消えていた
地球の軸の傾き
彼岸への招待だったのだろうか(^_^;)
冬の出口のバーサー大会も終わった
殺風景な無彩色の雪路の通り
赤い炎で温めてくれたこの町のナナカマドの実も消えた
窓辺りでは陽に寄り添う
一輪挿しの桜の蕾
今日か明日かの可能性
花びらをちらつかさせている
私は視線をテーブルの八朔に置き
二つ割りにしてみる
すっきりとした旨さが
水に漂う空の青さに広がって行く
凍えた町はこれから
日毎自然の水と化して行く筈だ