師走の空のアクシデント
心を無くした私
あの日から1ケ月経ち徐々に痛みも失せ快復つつあると思ったが
身体が戻って無い事に気づく
反射する光線に目はうつろ
私は悩める人で元気を失ってる
まるでバランスを無くした
ピカソの観賞用の絵画の人物に似せ
それ故に夫(?)のあの日の態度を思い出し
ピカソとゴーギャンの会話から
この人の耳を引っ張ってやりたい衝動に。。。。
かきたてられた
雪窓で昨日の夜
忘れな草を聞いている
川辺りで私の思い出の花
わすれな草を束に
ひと片ひと片川へ流し
自分を無にし。。。。。。。
一つ屋根の住まいで
この人を支えて行こうと思った
あの日。。。。。。
あれからの歳月は12年
病夫は未だあのままで一攫千金
その心は翻弄され続けている
私はストレスの山を抱えてしまった
この場から逃げ出したい
あの日の忘れな草の私の花は黒く塗り潰され
私は重圧を携えたまま
何時か行ったあの町へ逃げ出した
自転車を漕ぐ逆なでた峠の風は何時しか私の背なを押して来れる
その時
オーイ(^-^)オーイ
何処かで聞いた声を風が連れて来た
゛空気みたいな奴が又何処へ行く~゛
出窓で見送っている夫の姿
瞼を擦り振り切った。。。。
気づくと私は
店のウインドーでピアスの品定めをしている
゛よくお似あ合いね゛
この声に心はほぐされ又もとの道程を戻って行く。。。
ポエムの夜のわすれな草のひとコマ
戻って来ない私のあの日の花に添えてみた