あの茹だるような暑さも
お盆を狭間の夕立ちが止んだ後
残暑の労いが届いて
やっと元気が蘇ってきました
机上に届いた残暑のハガキには
西の塒に帰って行く赤蜻蛉の群れが描かれていました
拙いですが私に届いた情緒を詠んでみました
゛帰宅へと西に群れどる赤蜻蛉゛
゛電線でカラスが媚びる稲穂かな゛
゛朝顔の残暑のハガキ種を蒔き゛
大地は自然のパノラマ
稲穂の屈み
天空を仰ぐと
田は黄金色に屈み
乾いた空に
シーソーにかける人生の傾き
あ々今年も無事に生きて来た
病人を抱えた私には
大地からそんな至福の時が過ぎってきます
幼い頃の長く思えた日々も
生きて行けば
人生
メガネの曇りレンズを磨いているうちに
一年365はあっという間に過ぎてしまうもので
ひと日ひと日が虚しい限り
私の裏庭では菊の十色が秋の入り口を探していました(^-^)