と言っても昨日の出来事。
東信地区のとある高校の生徒さんが直接工場に来て、働きたい旨お願いしたそうなのだ。
その子は障がいをもっているのだけど、直接会ってみると、ニコニコしていて、照れながらもきちんと会話もできるし、なにより就労に対しての熱意がある。
2ヶ月ほど無給で実習を行い、仕事に慣れたら3ヵ月トライアル雇用に入り、来春より正式雇用をして欲しいと希望している。
僕も部長も感心してしまった。
来春より障がい者の法定雇用率を下回ると、とても高額なペナルティを課せられる。
弊社は、偉い人があんな考えの持ち主だから当然その対象となってしまう。
ボランティアが出来るほど会社に体力は無いけど、この生徒さんはしっかりと働いてくれるだろうと確信した。
そんな訳で、次は助成金 ( 雇用すると逆に1年6ヶ月貰えるのだ ) とトライアル雇用の事を確認しに、佐久の職安へ。
佐久平駅を南下し、途中石神交差点を左へ。
すると見覚えのある風景が広がる。
祖母の家の入り口だ。
20年前、祖母が99歳で亡くなって以来、2回ほどしか来ていなかった。
子どもの頃はとても広い道路に見えたけど、あんなに狭い入り口だとは思わなかったなぁ。
祖父母の家 ( 母の実家 ) は戦後までは大農家で、農地改革で大半を取り上げられるまでは、石神~中込駅まで、他人様の土地を通らないで行けたそうだ。
良く遊んだ旧中込学校 ( 国の重要文化財で日本最古の洋風建築の校舎。太鼓樓、ギヤマン学校と呼ばれている。) を横目に職安に向かった。
実を言うと、僕は佐久市がとても好きなのだ。
生まれ育った長野市は勿論好きだし、子どもの頃を過ごした甲府市や伊那市も好きだ。
ただ、何となく東信地方、特に佐久市に来ると、とても安心するのだ。
空気の匂いも違う。
湿気を含んでいて、とてもよい匂いがする。
子供達を連れて、駒場公園にでも行きたいね。