2020/1/13撮影
似ていれば何でもいいのではない。
そう感じたからといって、命名していいのではない。
キセキの星に、
ともに生きる植物たちを呼ぶとき、
どんな情景を思い浮かべるのか、
その想像力が試される。
ヒョウジュンとかで決まってるから、
仕方ない、
そのままでいいだなんて、
どこかの独裁者の国のようで、
オソロシイ。
たかが野の花のなまえという世界観が、
多くのヒトが違和感、嫌悪感を持つ、
ちいさくておおきな問題をいつまでも放っておく世界観が、
とてもオソロシイ。
遠い時代だから許容されたのでしょうか。
名付けてしまったヒトのことも、
ずっと傷つけているのに。
すべてのことに意味がある。
ながく みじかい うつくしいじかん。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに暮らしています。
2004年ころ、
遠いふるさとの父と母の晩年に
花写真手紙を週一回送り始めたことがきっかけで
植物を撮り始めた。
2014/12/10、花のなまえを捜して、
フシギうつくしい船、みんなの花図鑑に迷い込む。
うつくしいなまえ、
うつくしいにほんご。
植物たちへの感謝をことばにする、
できるだけうつくしいことばで。
群生し咲く様子を、
夜空にまたたく星に例えたホシノヒトミ(星の瞳)。
この美しい花・実にふさわしい、
凛として迷わず。
ヒトもそうありたい。
(星の瞳)
オオバコ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属。越年草。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化。
花期は、12月~6月(一般に2~4月)。 花径、1cm前後。
草丈、匍匐して25cmくらいに。
古からの別名には、ホシノヒトミ(星の瞳)、
瑠璃唐草(ルリカラクサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)。
宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 大 犬 の 陰 嚢(オオイヌノフグリ)。
役に立たないことを犬に例えるセンスのなさが、さらに追い打ちをかけている。
犬も花もヒトのともだち。
オオバコ(大葉子)は、大きな葉の様子からの説。
ゴマノハグサ(胡麻の葉草)はカタチ。
クワガタソウ(鍬形草)は、扁平な果実のカタチと萼片が、
兜と角状の飾り、鍬形に似てることから。
アーカイブ
1月中旬。
1月下旬。
2月上旬。
2月中旬。
3月中旬。
3月下旬。
今日のイノチ
すこしもらって、そばにおいて。
4月中旬。
タチホシノヒトミとホシノヒトミ
6月下旬。
7月下旬。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の仲間 アーカイブ
ヴェロニカ シムバラリア(コゴメホシノヒトミ)
ヨーロッパ原産。
標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。
花径は、5mmくらい。
ヴェロニカ アルベンシィ(タチホシノヒトミ)
ヨーロッパから来た、青い瞳の少女のような、
ヴェロニカ アルベンシィ。花径、4mm前後。
標準悪名 立 犬 の 陰 嚢(タチイヌノフグリ)。
犬の陰嚢(イヌノフグリ)に似ていて、直立してるから、と。
コレハニホンゴデスカ?
難を逃れた、フラサバソウ
ヨーロッパ原産。
名の由来、19世紀のフランスの植物学者
フランシェとサバティエの名前を組み合わせた。
コゴメホシノヒトミと。ショカ園。
ホシノヒトミと。ショカ園。