VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

月日が経つのは

2016-08-04 | 月世界
20年、経つんだ・・。
渥美清さんが亡くなって、20年になると聞いて
そうなんだ~、もう20年前のことになるんだ・・。としみじみ。


「寅さん映画」の日本の風景が好きだった。
お盆とお正月の2大ニッポンの風景がたくさん盛り込まれている、
レトロな昭和の記録のような存在。
お盆が近いので余計に懐かしさを感じる。

渥美清さんを一度だけ近くで見たことがある。
大船撮影所があった当時、
トンポッチおばちゃんがよく行っていたイトーヨーカドーに
一緒に買い物に出かけた際、
飲食店がはいる2階に撮影の合間だったようで、
あの衣装のまま、一人佇む姿を見たのだ。

大好きな寅さんだったけれど、
話しかけられる雰囲気ではなく、
孤高の人といった感じだった。

映画の中の寅さんは、この陰の部分から生み出されているのかな、と思うと
陰と陽があって出来上がる人間性に寅さんのファンは魅力を感じているのかもしれない。

人間、いつも元気、いつも強い、いつもポジティブ、では自分もまわりも疲れる。
弱さもダメさも暗さもあっていいし、
そういう人に対して、優秀な人には感じない親近感を持つ。

つんちゃの何もかもが大好きだった。
コマンド通りに動くとか、
運動能力抜群とか、
どこの誰にとっても扱いやすいとか、
そういう能力に優れていることが、ワタシにとって魅力のポイントにはならなかった。

つんちゃはただただ、ワタシに安らぎを与えてくれる存在だった。
おいちゃんに、「ばっかだねぇ・・・あいつは。。」と愛情をこめて言われる
寅さんのように、世間の評価基準にはないポイントがつんちゃの魅力だった。

つんちゃが去ってもうすぐ半年になる。
懐かしくて寂しい。
新盆は熱烈歓迎の横断幕で迎えたい。


コメント
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つっきーの木